大学に入れば、就職まで安泰、という時代はもう昔の話です。
大学卒業のキャリアも多様になっている今、はじめの一歩として”起業”を考えてみるのもいいかもしれません。
映画が好きな大学生だった青年は、現在、日本初のオンラインシステムを使ったチケット販売サービス「ぴあ」を経営しています。
今回は、ぴあ創業者の矢内廣氏についてご紹介します。
誰かの作ったレールに乗せられたくない
出典:http://corporate.pia.jp/corp/message/index.html
“大学卒業をひかえて、このまま普通に就職するのがイヤだったんです。
誰かの作ったレールに乗せられてる感じがして、シャクだった。
それなら、「自分たちで自分たちのビジネスを作ればいいじゃないか」というのが、起業のきっかけですね”
大学に入り、就職をするというのは普通の流れのようにも思いますが、彼は違いました。
「誰かの作ったレールに乗せられたくない」と思っていても、実際に行動に移すことができる人はごくわずかです。
自分の想いを実現するための行動力が、起業家にとっては必要なのです。
ぴあをつくったきっかけ
“僕自身、映画が好きで、大学時代は映画研究会というサークルに入っていました。
でも当時は、自分が見たい映画の情報を網羅的に紹介しているメディアがなくて見逃すことも多く、すごく不便さを感じていたんです。
それなら映画の情報をひとまとめにした雑誌を、自分たちで創ればいいじゃないか、と思ったのがそもそものきっかけ。
そして、映画だけでなく、演劇や音楽など、エンタテインメントの情報を集めた雑誌を創ろうじゃないかというのが、『ぴあ』の始まりだったんです”
起業をされている方の中には、「世の中にないから、自分で作る」というきっかけで行動を起こした方も多くいらっしゃいます。
全てを人任せにするのではなく、「自分ならばいいものが作れる」 という強い気持ちがあれば、起業をしてもうまくやっていけるのではないかと思います。
人生を充実させる生き方を
出典:http://www.wallpaper.ge/view-beautiful_life-1600x900.html
“なによりも自分で自分の生き方を創っていくということが大切。
他人が作ったレールに乗っかるのではなくて、自分の力で切り開いていくこと。他人と同じである必要は無いんです。
自分の人生を充実したものにしたいなら、どういう生き方をするかをまずは真剣に考える。
起業家というのはその中の一つの生き方だと思います”
彼が語る通り、どういう生き方をするかという選択肢の一つに「起業」があってもいいのではないでしょうか。
彼のように、納得できる生き方を自分の力で決めることができるような学生が増えていってくれることを期待します。
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