次世代ゲーム、映画のVFX、3Dプリント、拡張現実など、これからあらゆる分野で、デジタルコンテンツの需要の増加が予想されています。
日本約150名、中国約350名、合計500名以上のハイレベルな世界中のアーティストやクリエイターと共に、パブリッシャーに最良のデジタルコンテンツを提供しているPanda Graphics株式会社。
今回は、早稲田大学在学中の19歳の時に、今とはまったく違う業界で起業を果たしていた倉富佑也氏についてまとめています。
中国から起業家人生がスタート
”「起業をしたい」という想いは、高校に入学する前からありました。
…(中略)…会社を起こすなら、時価総額ランキングで世界一になる会社を作りたい。そう思ったのです。
…(中略)…ならば日本ではなく、中国で会社を起こそうと考えたのが始まりです”
こうして、彼の起業家人生は中国で始まりました。
”正直日本で頑張っても競争相手が沢山いるし、自分の起業家としての芽が出るか分からなかったんですよ。
中国だったら2ステップくらい飛び越えて成長できると思いました”
多くの人々が、日本人なら日本で起業する方が困難が少なくて済むと思っていることでしょう。
しかし、倉富氏は違いました。
競争相手の多い日本でやるより困難は多いかもしれないけれど、より自分がステップアップできるであろう中国を起業の舞台として選んだのです。
この時彼は弱冠19歳でした。
始まりは「ベーグル」
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”「現地の方との深いコミュニケーション」と、「1から実業を起こす経験ができる業界」を求めていたのです。
では、その業界とは何だろう。
そう考えた時に頭に浮かんだのが、“飲食業”でした。
飲食業では「広告の戦略」「お客様との関わり」「現地での社員の採用・マネジメント」「原材料の選定」など、事業を運営する上で必要な多くのことを勉強できると考えたのです。
そうして始めたのが、ベーグルが好きだったこともあり「上海でのベーグル店の展開」でした”
こう思い立った倉本氏ですが、ベーグルを作る専門的な知識はありませんでした。
そこで日本の有名店の力を借りて技術指導や商品開発のサポートしてもらうことで、1年以上の準備期間を経て、中国での開店に至ったのです。
苦渋の決断の末、Panda Graphics設立
出典:http://panda-graphics.net/2d/
”当時は、手探りの作業ばかりだったこともあり、心に余裕をもって仕事に取り組むことが困難でした。
さらには、賃貸契約の関係で2年以内に投資金額を回収しないといけない状況の中、お店の売上も伸び悩みました。
そのため、このままのペースでは投資金額の回収は困難であると判断して、苦渋の決断でしたが、開店から3か月で閉店を決めました”
ベーグル店を閉めてからは、ケーキのデリバリーサービスや建築用CGを日本で受注し上海で制作をするアウトソーシングのサービスなどを行いながら、次の事業展開の準備を進めたそうです。
「これからはインターネットがますます普及し、国や言語・組織の壁を超えて、様々な外部の人的リソースを活用したサービスに勝機がある。」
と考えた彼は、市場規模が世界的に急速拡大しているソーシャルゲーム向けのグラフィックスをクラウドソーシングによって制作するというビジネスモデルを思い立ち、2013年の2月に日本に帰国し、Panda Graphics株式会社を設立に至ったのです。
まとめ
多くの困難を乗り越え、現在のデジタルコンテンツのアウトソーシング事業に行き着いた倉本氏。
起業当初も現在も変わず大切にしていることは、「グローバルに物事を考えること」です。
今後も世界を視野に入れて走り続け行くことでしょう。
Panda Graphicsの今後の展開から目が離せません。
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