化粧直しをしたいのに忘れてきてしまっていた!けど仕事が忙しくて買いに行けない!!という経験をしたことがある方はいませんか?
そんな、なさそうで十分にあり得る状況を手助けをしてくれる事業を行っている女性起業家がいます。
今回は、株式会社ハチモ・豊田 直子氏についてご紹介します。
起業家などがアイディアを出し合う場での会話が原点
”このビジネスはHatchの片山さんとの会話がきっかけで生まれました。他の会員さんとの交流にも刺激を受けています!”
Hatchというのは、起業家同士で交流・協力して新しいビジネスを生み出したりするための団体です。その代表である片山氏と会話をしている時に、この、アイテムを設置する「オフィスコスメ」を思いついたそうです。
"コワーキングスペースで普通にミーティングしていて、コンビニで販売されているものがほとんどオフィスにあるのに、コスメだけないとみつけた瞬間にぱっと事業アイデアが決まりました"
やはり、常に情報収集を行い、新しいアイディアを模索し続ける起業家たちが集まる場においてはこのようなことも起こりやすいのだと思います。
オフィスでコスメを販売する事業を展開
”オフィスで働く女性社員が...(中略)...社内で「欲しい時に、その場で、使いたい分だけ」購入出来る専用ボックスを設置。
女性のハチモスタッフが定期的に商品補充や代金の回収を行う「オフィス・コスメ」サービスを本格始動します”
ハチモでは、オフィスに女性向けのボックスを設置しており、BOX内のコスメを利用した分の料金を支払ってもらうという形のビジネスモデルになっています。
これによって、忙しくてコスメを外に買いに行けないような状況でも、オフィスの中で購入できるようになるのです。昔からの例で言うと、薬箱を置いていって利用した分だけ料金を後でとるというような置き薬の制度と似ています。
また、より似たような例で言うと、株式会社グリコの「オフィスグリコ」があると思います。ここからも何かヒントを得ているのかもしれませんね。
まだ、社会が男性中心だからこそ作りたい
”「働く場」であるオフィスはまだまだ男性中心であり、女性が働く環境は整っているとは言えません。ハチモが実施したアンケートによると、企業で働く女性の約8割が...(中略)...仕事中に女性特有のトラブルを経験しています”
働く男性にとっては、身だしなみを気にしすぎることは理解できないかもしれません。しかし、世の中には女性特有の悩みというものもいろいろあります。そんなところに目をつけたハチモは、オフィスにおける女性の強い味方になりつつあります。このような事業は、女性だからこそ思いつくことができたのだと思います。
現代社会では、女性が男性と同じように働くというようなことは当たり前のようになってきており、女性が働きやすい環境というものはさらに求められていきます。
「女性が働きやすい社会」になることを目指して、これからもより多くの企業にこの「オフィスコスメ」の存在を広げていってくれることを期待しましょう!