5月11日、ファッションサイト「imanee (アイマニ)」を運営するニューワールド株式会社がサイバーエージェント・ベンチャーズから資金調達を実施した。調達額は1,000万円。調達した資金は、プロダクトを成長させるためのテスト、人材拡充によるチーム、ユーザー獲得に向けたマーケティングの強化に充てられる見込み。
ライターの視点
”合間に”使いたくなるサービス 『imanee』は、テレビでタレントが着用していたファッションアイテムがチェックできる、テレビと連動するショッピングメディアです。
日本のアパレルブランドと連携し、テレビの中の憧れの人に近づけるアイテム情報を配信しています。
その中で欲しいものがあれば、サイト上から簡単に買い物ができるサービスです。
以前の「Guider.」というサイトでは、ネットショッピングに注力されていました。
しかし、この『imanee』ではタレントが着ていた商品を掲載して購入してもらうというだけでなく、コラムなども掲載しているので、ファッションやエンタメに興味のある女性が十分に楽しめる内容に変わっています。
衣装情報の集め方も、『Guider.』と『imanee』では異なっています。
『Guider.』の時には、録画したテレビのエンドロールを一時停止し、記載されている衣装協力をもとに、ネットで衣装を検索していたといいます。
しかし、現在では提携する30社以上のアパレル企業からオンエア前に情報を入手し、オンエア後にいち早く掲載することができています。
とは言っても提携先は8割程度なので、提携先以外のアパレル企業の衣装については人力での検索を続行しているようです。
現在では、2300点もの衣装情報を掲載しています。
今回の資金調達の決め手は、情報を掲載するだけでなく、購入できるようにしたところにあると思います。
これまでにも、芸能人の衣装に関する情報をまとめたサイトは存在していましたが、それは大抵がファンによるものでした。
あるタレントのファンが情報を集めてまた別のファンに向けて発信しており、ショッピング機能がないものがほとんどでしたが、『imanee』ではそれが可能になりました。
また、タレントにこだわらず、幅広い情報を集めている点も評価できると思います。
本当に気になった人でしか検索しなかったところを、多くの情報を掲載することで「ちょっと気になる」程度のものでもクリックして情報を得られるようになったのです。
人々の中にはどこかしら「ファッションになら、あの人になれる」という思いがあるのだと思います。
外見を真似ることで、違う自分になったような嬉しい感覚になることもあります。
このようなサービスが流通しすぎて、同じ格好の人々が増えていくのは少し困りますが、人々の欲求を満たしてくれるという点では大いに評価できます!
私も気になるタレントや衣装があったらぜひチェックしてみたいと思います!
出典 http://jp.techcrunch.com/2015/05/11/jp20150512imanee/
会社概要
ニューワールド株式会社は、テレビでタレント着用していたファッションアイテムが簡単に買い物にできるサービスである『imanee』を運営している。
設立は2013年11月1日、所在地は福岡県福岡市であり、代表は井手康博氏である。
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