2月12日、アプリ開発者向けプラットフォームを提供する株式会社メタップスは、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルや国内の事業会社、既存株主から資金調達を行った。調達額は総額43億円であり、引受先は随時公開していく予定。調達した資金は、人口知能の利用拡大や金融領域への進出に充てられる見込み。
ライターの視点
メタップスが大型の資金調達を行いましたね。代表の佐藤氏のブログがソーシャル上でバズっていました(まだご覧になっていない方はコチラ)。企業としてのもう1つ上のステージに行くための調達だったようです。
(http://katsuaki.co/?author=1より引用)
人工知能を活用しアプリ開発者向けのサービスを提供していて、世界8か国に拠点を置き、海外売上が全体の6割だそうです。外貨を稼いでいる、外向けの企業ですね。
今後は人工知能と蓄積したビッグデータを活用し、あらゆるビジネスの自動化と効率化を進めること、オンライン決済サービス「SPIKE」を皮切りに総合的な金融サービスに着手するとのこと。
(https://spike.cc/より引用)
昨年末1億円を調達したフリープラスもそうですし、チャットワークもそうですが、資金調達がうまくいっている企業は初めからグローバルを意識した経営を実践しています。
そういう経営者としての視点の高さや、囲に与える影響力というのが、今回の資金調達につながったのだと思います。
“2010年頃から「外貨を稼げなければ日本の企業は未来がない」と考えるようになっていました。日本の人口は減少を続けていて、国内の産業が縮小していくのは確実だからです。一方で、企業としては短期的に見れば国内にリソースを集中したほうが効率的ですし、東京の出来上がってるエコシステムに乗っかったほうが成功確率は高いのは間違いないです(ブログより引用)”
未来を読み、経営者として取るべき行動がわかっているところが、他の起業家とは一線を画すところだと思います。ぜひメタップスの今後に注目しましょう!
会社概要
メタップスはアプリの分析・集客・収益化までをワンストップでサポートするアプリ開発者向けプラットフォーム「metaps」を提供している。
導入アプリは世界12億ダウンロードを突破、1億人以上のアプリユーザにリーチできるインフラが構築されている。
設立は2007年、本社は東京都新宿区にあり、代表取締役は佐藤航陽氏である。