マーケットイン・プロダクトアウトとは

商品やサービスを考える際に、重要になってくるのが顧客のニーズです。

顧客のニーズをくみ取り、マーケットを把握した状態で、サービスを提供するのがマーケットインです。

マーケティングも顧客のニーズに沿った方法で行います。

 

それに対して会社の方針や、技術力から作れるものを顧客に提供するのがプロダクトアウトです。

そのため提供するサービスに対して、いかにニーズを感じてもらい利用してもらうかが重要になります。

 

ここでマーケットインとプロダクトアウトは一見全く違うものに思われるかもしれませんが、どちらも顧客のニーズを狙って商品を作っています。

その際マーケットインでは、顧客のアンケートなどをもとに顧客のニーズを狙った製品開発を行います。

それに対してプロダクトアウトでは製品販売側が考える良いものが、顧客のニーズにもあうだろうという観点で製品開発を行うという違いがあるのです。

 

今回は「マーケットイン」と「プロダクトアウト」の違いがよくわかるよう、説明していきたいと思います。

マーケットイン・プロダクトアウトのメリット、デメリット

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出典:www.photo-ac.com

それぞれのメリット、デメリットとは一体何でしょうか?

高度経済成長期の日本では、作られた製品がどんどん売れるため、プロダクトアウトによる製品開発が盛んに行われていました。

しかし現代、顧客のニーズを無視した商品では売れなくなりつつあります。

そのため事前に顧客のニーズを調査し、それを元に作るマーケットインの考え方が、事業に失敗しないという点においても重要になってきました。

 

これだけを聞くと、マーケットインにはメリットが多く、現代においてプロダクトアウトはデメリットしかないように思われるかもしれません。

しかしマーケットインのデメリットとしては、顧客のニーズを元に製品をつくるため、顧客の予想の範囲でしか商品が作れず、革新的なものが生まれにくいという点があります。また他の企業もこの考え方を実践することにより、商品が真似されやすく、結果価格競争が起きやすいという点も大きなデメリットです。

 

それに対してプロダクトアウトにより開発された製品の中には、数々の革新的な商品がありました。

sonyのウォークマン、アップルのiphone、Googleの検索エンジンなどです。

これらは製品開発者が良いと思って作ったものが、一部のファンを魅了し、そこから新しい市場が生まれたのです。

このように革新的なサービスは、プロダクトアウトから生まれやすいといった考え方ができます。

 

以上よりマーケットインは、顧客の見えるニーズに対して商品を開発するのに対して、

プロダクトアウトは、潜在的なニーズを商品によって引き出すことが大切であるということが分かります。

 

ではマーケットイン、プロダクトアウトを使う際にどのようなことに気をつけなければいけないのでしょうか。

マーケットイン、プロダクトアウトの考え方をどのように利用するか

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出典:www.photo-ac.com

マーケットインの場合、いかにユーザーのニーズを聞き出すかが重要になり、

ユーザーが欲しいと思っているものを作り、認知してもらうことが製品が売れる鍵となってきます。

 

それに対してプロダクトアウトでは、顧客の潜在的ニーズを正確に理解し、作った商品に対していかにニーズを感じてもらえるかが大切になります。

そのため商品の良さを伝えるという行程が非常に重要です。

 

ウォークマンも始めは、売れないという声が圧倒的多数を占めていました。しかし電気量販店の社長や従業員に、常に身につけてもらうことで良さを実感してもらったこと、さらに首都圏を中心にタレントを使った認知活動を行うことで、次第にウォークマンの良さが顧客にも浸透されました。

iPhoneもスティーブジョブズが行うプレゼンにより、世にその商品の素晴らしさを浸透させ、顧客の潜在的なニーズを引き出すことに成功しました。

これらのようにマーケットインでは、製品を作り出すまでのニーズを把握することが非常に重要になり、この段階で売れる売れないが決まると言っても過言ではありません。

 

それに対してプロダクトアウトでは、製品を作った後の製品の良さを分かってもらう段階が非常に大切となるのです。

マーケットイン・プロダクトアウトはどちらが良いのか?

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出典:www.photo-ac.com

現代の日本においては、マーケットインが主流になりつつありますが、それによる商品同士の差別化がなくなったり、価格競争が引き起こされます。

 

そのため、いかに他者と差別化を図りながら、顧客のニーズに応えていくかが大切です。

 

その点においては、自社の強みを活かした、革新的な商品を作るというプロダクトアウトの考え方も重要となるでしょう。

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