9月18日、オンライン学習プラットフォームの株式会社マナボは株式会社ベネッセホールディングスやニッセイ・キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社から資金調達を行った。調達額は3.3億円。調達した資金は人材の採用、およびプロモーションの強化に充てられる見込み。
マナボが提供するスマホ家庭教師「mana.bo」は、勉強していてわからない問題に直面した際、質問をスマートフォンやタブレットで投稿すると、指導可能な講師と1対1でつながり、音声通話・ホワイトボード・チャット・画像共有などを通して指導が受けられるオンデマンド質問受け付けサービスである。講師とは平均7分でつながるという。「mana.bo」の講師は東大・早慶・国公立・各大学医学部などの現役生を中心としており、近くに良い先生が少ない、地方に住んでいる中高生を主なターゲットとしている。マナボは2013年にサイバーエージェントベンチャーズから3,800万円の資金調達を行い、今年4月からベネッセと「リアルタイム家庭教師」を共同で運営。ベネッセへ「mana.bo」サービスを提供する仕組みだ。会社の設立は2012年、本社は新日本橋(東京都中央区)にあり、代表取締役社長は三橋克仁氏である。
昨今、教育業界のIT化(EdTech)が急速に進んでいる。ベネッセはEdTechベンチャーへの支援に積極的であり、スタートアップ支援施設「EdTech Lab(β)」を運営している。「起業tvニュース」で取り上げた、オライン学習塾「アオイゼミ」も8月に1.2億円の大型調達を行った。マナボは今回の調達により「スマホ家庭教師mana.bo」をBtoCを展開する予定だ。時間や場所に制約されずに質の高い教育を受けられる新しい仕組みが次々に出てきている。今後の成長性に期待したい。