9月18日、スポーツ特化型ITベンチャーのCLIMB Factory株式会社(以下、クライムファクトリー)は株式会社エムアイティーなどから資金調達を行った。調達額は不明。調達した資金は開発体制と営業体制の強化に充てられる見込み。
クライム・ファクトリーはスポーツ選手のコンディションや練習メニューを管理するデータベースを開発し、ITを活用したスポーツマネジメントを提案している。会社の設立は2009年、本社は神谷町(東京都港区)にあり、代表取締役は馬渕浩幸氏である。
代表の馬渕氏は、米国金融会社を経てドイツ本社のマーケティング会社、スポーツ機材メーカーのマネジャーを経てクライムファクトリーを設立した。プロスポーツ、トップアスリートの世界は監督・選手・フィジカルトレーナー・メディカル担当など専業性が強い業界である。これまで各担当が保存していたデータをクラウド上で保管、分析、活用できる。
このシステムは健康や医療市場にも応用可能であり、今後は農業や畜産業などへの活用も想定しているようだ。以前、起業tvニュースでFarmeron(酪農向け生産データ管理)の資金調達を取り上げた。欧米などの企業がいち早く酪農業の技術革新を進めているが、国内でも農業や畜産業の技術革新が進めば、若年層の就業も増える可能性もある。今後の市場の展開に注目したい。

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