苦戦を強いられている飲食業界。
その中で2015年4月に上場を果たした、愛知県などに居酒屋チェーンを展開する海帆のビジネスモデルについて見ていきたいと思います!
ターゲット
海帆の出店戦略としては、繁華街やビジネス街等の中心地、郊外ロードについては学生街や新興住宅地周辺を基本としています。
また、地域のターゲットは、主に愛知県や三重県の東海地区および福岡市や熊本市などの九州地区の主要都市を拠点とし、関東地区や関西地区にも店舗を展開しています。
海帆では、安価な価格帯のお店を好む庶民派向けを想定し、ファミリー層を中心に学生やビジネスマンなど多岐に渡る顧客ターゲットとしています。
特徴は?
海帆は、居酒屋を中心とした飲食店舗の企画開発及び運営を展開しており、居酒屋やレストランなどトータル75店舗を展開しています。
海帆の飲食事業では、居抜き物件を活用して、初期投資をおさえることで、低投資型の出店を行う方法をとっています。
また、鮮魚事業では、子会社である株式会社魚帆を介して、コスト面で安定的な仕入を確保し、店舗にて、キハダマグロやタイ、カンパチなどの付加価値の高い料理を提供する効果を得ています。
そして、海帆では、無料送迎サービス等を行うことによっても、他社との差別化を図っています。
さらに、企画広告宣伝を迅速に行うため、社内に販促物の制作室を有しています。
よって、業態ごとの新規および既存店の店舗スタイルに合わせて販売促進の活動を行うことができ、集客力を高める効果につながっています。
まとめ
海帆の2015年3月期の連結ベースでの経常利益予想は、前期対比で約50%増を予想しており、順調に業績を伸ばしています。
今後は、居酒屋チェーンで多く取り入れられている株主優待を活用していくことで、来店する顧客を株主へと誘導することができたりして資金調達につながるのではないかと思います。
この厳しい飲食業界でどのように戦っていくのか、注目しましょう。
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