就職活動には時間とお金が多くかかります。
「2015年度 日経就職ナビ 学生モニター調査結果」によると就職活動費の平均は、15.1万円という結果でした。
大学生のアルバイトの平均月収が約5万円と言われている中、学生にとって10万円以上の出費は大きな負担となっています。
そんな問題を解決している、アメリカで注目を浴びる動画を利用した採用サービス「Hire Vue」について紹介します。
Hire Vueとは?
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Hire Vueはアメリカで2004年に創業したスタートアップです。動画を活用した採用のプラットフォームとして、1次面接で利用されています。
応募者は動画で自己PRを録画することができ、企業はバーチャル筆記試験を作成して応募者に動画で回答させることができます。
HireVueはすでに世界100カ国以上で利用され(2013年4月時点)、最近ではウォルマート、ダウジョーンズ、Red Bull、ナイキ、Starbucks、Googleなど日本でも有名な企業も導入しています。
なぜ動画採用プラットフォームが生まれたのか?
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就職活動では、たくさんの地域や企業に足を運び選考を受けなければいけません。
Skypeでのオンライン面接を行っている企業も多いですが、人事担当者にとっては、数多い応募者1人1人と日程調節をして面接を行うなど時間と労力がかかってしまいます。
これらの問題を解決するサービスとして「Hire Vue」が登場しました。Hire Vueでは、応募者は自己PRを録画し、企業側からのバーチャル筆記試験として、指定時間以内に人事が作成した質問に動画で回答するというシステムです。
動画での面接だけにとどまらず、2012年にはオンラインでプログラマのコードチェックがテストできるCodeEvalの買収を発表し、2013年早々にエンジニア採用に特化したデジタルインタビューサービス「CodeVue」をリリース。非対面式のコードレビューサービス市場にも参入しています。
こちらのサービスも、シスコなどの大手企業のほか、短期滞在のための場所探しができるサービスとして話題の「Airbnb」などへの導入実績を増やしています。
このように、「Hire Vue」は多くの企業と学生のコストと時間を削減しています。
HireVuleのメリット
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このサービスのメリットは以下の4つです。
①コストと時間を削減
アメリカように広大な土地を持つ国の企業では、地理的に離れた場所に住む応募者を採用するときには、面接をするだけで交通費、宿泊費などのコスト、移動の労力がかかってしまうという課題があります。
しかし「Hire Vue」を使えば、応募者は面接のために交通費や時間をかけることなく、空いた時間に動画を撮影するだけで1次面接ができます。
また企業側は、書類選考に目を通す必要がなくなり、場所を問わずに仕事の空き時間を利用して効率的に応募者の動画を閲覧することができます。さらに、企業側で応募者の動画を共有できることもメリットだといえます。
「今までの書類選考よりも10倍早く、9倍安い」というキーワードで、コストと時間の削減を第一のメリットとして掲げています。
②動画だけでは分からない応募者の人物像が分かる
履歴書だけでは分からない応募者の表情や、話すときの言葉遣いなどが分かります。
③様々なデバイスで動画が撮影可能
パソコンだけでなくアプリをダウンロードすればスマートフォンでも撮影することができます。
パソコンがなくてもスマートフォンでいつでもどこでも簡単に撮影できるので非常に便利です。
④オンラインテストにおいての不正行為を防止
オンラインテストは国内でも導入されていますが、友達同士で行うなどの不正行為をする学生も多い現状があります。
しかし、Hire Vueでは動画録画とテストの回答期限を制限していることによって、不正防止を可能にしています。
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就職活動における、学生と企業の時間とコストは世界中で課題となっています。
日本でも株式会社リーディングマークが、ユーザーが動画をアップすることで採用を効率的に行うことが出来る『recme(レクミー)』というサイトを運営しています。
これからの就職活動は、このようなサービスを活用することで学生側も企業側も効率的に就職活動を行う流れがより強くなっていくと予想されます。この流れに乗り、みなさんもぜひ動画採用を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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