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全米で注目の起業家 “カーラ・ゴールディン氏”
出典:blog.drinkhint.com
今、アメリカのアントレプレナーの間で注目されている女性がいます。企業価値300億円のボトル飲料ビジネスを立ち上げたカーラ・ゴールディン氏です。
ゴールディン氏は「Hint Water」という企業を立ち上げる前、AOLという大手インターネット企業の社員の1人でした。そこでは重役にも付いていて、“起業家”とは全く異なる毎日を送っていたそうです。
では、なにが彼女を全米で注目を浴びるほどの起業家にしたのでしょうか?今回は、彼女が起業するに至った経緯、そしてゴールディン氏の魅力をご紹介します。
カーラ・ゴールディン氏ってどんな人?
出典:blog.drinkhint.com
今回ご紹介するカーラ・ゴールディン氏は、4人の子を持つ専業主婦でした。
専業主婦になる前には、先ほどお話したように「AOL」というアメリカの大手インターネット会社に務めていました。その頃はバイスプレジデントを務め、大きな仕事を任されることに刺激と面白みを感じる毎日を過ごしていたそうです。
ある日、ゴールディン氏はダイエットをはじめます。彼女の行ったダイエットは、糖分過多な飲料を飲まないこと。
ゴールディン氏は家の冷蔵庫にあるコーラやペプシなどの炭酸飲料をすべて捨てました。ゴールディン氏は家族にも同時に健康体でいてもらおうと、ライムやラズベリー、ブルーベリーといったフルーツの入ったフレーバーウォーターを独自で作ります。
このフレーバーウォーターが起業のきっかけになったのです。
ダイエットから生まれた「Hint Water」
出典:blog.drinkhint.com
ゴールディン氏は独自のオリジナルフレーバーウォーターを友人に配ってみたところ、反応が想像以上に良かったそうです。
友人の間で大好評だったこともあり、ゴールディン氏はこのフレーバーウォーターをボトル飲料として売り出すことを決めます。
今でこそアメリカとカナダで販売されるほどの規模に拡大しましたが、このフレーバーウォーターを売り出し始めた当初は周囲から厳しい意見もあったようです。
IT業界から飲料業界へ、0からの挑戦
もともとIT業界を専門とするゴールディン氏は全く飲料業界に関しての知識はなく、0からの挑戦でした。
最初は、フレーバーウォーターを入れるためのボトル業者に当たってみたり、前職の友人のつてでコカ・コーラにも足を運んだりしてみたそうです。その時のゴールディン氏に向けての反応が彼女を突き動かします。
「アメリカ人は甘いものがすき」ということでした。
彼女の売り出そうとしているフレーバーウォーターは甘いものとは全く異なる健康飲料水であるため、大きな壁を感じます。しかし、これが彼女の背中を押す要因のひとつにもなったようです。
ゴールディン氏はこれをきっかけに、「アメリカ人は甘いものがすき」という概念を乗り越えてやろうという決心をし、結果を残すという大きな決意をしたことに彼女の魅力を感じますね。
成長し続ける「Hint Water」
起業1年目はゴールディン氏と旦那さんの2人で経営をしていたそうです。
地道にビジネスを行っているうちにフレーバーウォーターは注目されるようになり、いまではGoogleやFacebookといった有名企業のオフィスでも売られているそうです。そして、この商品はなんと2万店舗への出品に拡大し、アメリカに留まることなくカナダへの進出も果たしました。
「アメリカ人は甘いものがすき」ということが大きな壁であり、それを乗り越えることは簡単ではないと分かっていた彼女。それでも健康飲料ビジネスを成功させるほどのバイタリティに驚きを隠せません。
ぜひ日本のスーパーやコンビニでも「Hint Water」を手にする日が来て欲しいものです。