孫正義氏の弟である孫泰蔵氏とは?
みなさんはガンホーという会社をご存知でしょうか。ガンホーは、ゲームアプリの『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』を生み出した会社です。
パズドラは日本国内だけでも3800万ダウンロード(2015年9月20日時点)されており、爆発的ヒットを記録しています。
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このパズドラを生み出したガンホーの会長は孫泰蔵という人物です。
「孫」という苗字からも考えられる通り、孫泰蔵氏は孫正義氏の実の弟です。
起業家の血筋を引く、孫泰蔵氏とはどういう人物なのでしょうか?
孫泰蔵氏の経歴
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1972年生まれの孫泰蔵氏は、中学高校時代、ライブドア元社長である堀江貴文氏と同級生でした。
孫泰蔵氏は、2浪の末に東京大学経済学部に進学します。「女性関係が原因で2浪した」と彼自身は語っています。
東大に在学中の1996年にはYahoo!Japanの立ち上げに関わり、これが孫泰蔵氏の起業家人生のスタートとなりました。
その後、1998年にはガンホーの前身となる会社の設立に参画し、2012年にリリースした『パズル&ドラゴンズ』が空前の大ヒットを記録します。
現在は、投資家としてベンチャー支援も積極的に行っています。
孫泰蔵氏の最初の起業エピソード
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孫泰蔵氏は東大在学中、特に就活をすることはありませんでした。就職氷河期と呼ばれた時代に就活もしなかったことに、周りの人々からは驚かれたそうです。
そんな孫泰蔵氏は、大学3回の冬になんとなく兄の孫正義氏の家に遊びに行き、兄からインターネットとヤフーについて聞いたのをきっかけに、ヤフーの会議に参加することになります。
その会議で数億円単位の事項がどんどん決まっていくのを見た孫泰蔵氏は、世界のスピード感に圧倒され、居ても立っても居られなくなり、2週間で検索エンジンのプランを作成してしまいました。
そのプランを実行するために、インターネットに詳しい学生を100人ほど集め、24時間4交代制で約2万件のデータによるシステムを構築しました。
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このようにしてYahoo!を日本で立ち上げるべく、株式会社インディゴを設立しました。これが孫泰蔵氏の最初の起業でした。
孫泰蔵氏の最近の活動は?
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孫泰蔵氏が最近起こした大きなムーブメントがあります。それは、『slush asia』というスタートアップの祭典です。
slushは元々フィンランドの学生が始めたイベントですが、それが次第に国を動かすほどのイベントとなり、2014年には78カ国から1,300の企業と14,000人以上が参加しました。そこにはなんと、フィンランドの首相や他の国のトップの方々も参加するまでになっています。
「このクールなイベントをアジアで開催できないか」
その想いから、プロジェクトがスタートして半年もかからない間に、アジアを代表するスタートアップのイベントが誕生することになりました。
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こうして日本で始まったslush asiaには、多くの起業家が登壇しました。例えば、元LINE代表の森川亮氏やDeNA創業者の南場智子氏です。
このイベントは全て英語で進行され、日本に今までなかった革新的なイベントになりました。参加者数は3000人を超えています。
また、このslush asiaの実行委員は基本的には学生でした。日本ではまだまだ大企業への就職を志す学生は多いですが、このslush asiaによって、これからスタートアップに追い風は吹くのでしょうか。
2016年のslush asiaが開催されるかは未定ですが、次のイベントに大きな期待が寄せられています。
孫泰蔵氏まとめ
いかがでしたか?
日本ではまだまだスタートアップやベンチャーと聞くと、「安定していない」「将来が不安な会社」というイメージが先行しがちです。しかしながら、そのイメージを変えて日本から多くの起業家を輩出しようとしている、孫泰蔵氏のような人々がいます。
孫泰蔵氏のこれからの活動によって、日本から多くの起業家が輩出されていくことに期待したいと思います。