2020年の東京オリンピックを控え、不動産投資に注目が集まっています。
今回は、2015年2月に上場を果たした、投資不動産のマッチングサイトを運営するファーストロジックをご紹介します。
情報不足を解消するために
ファーストロジックは、2005年8月に設立されました。
その頃、現在の代表である坂口直大氏は、不動産投資を行なうため、不動産会社を何社もまわっていました。
当時は投資用の不動産を扱っている会社が1社しかなく、不動産投資を断念せざるを得ない状況でした。
そこで、不動産投資に関する情報不足がボトルネックになっていると感じ、2006年3月にポータルサイト収益物件である不動産投資のマッチングサイト『楽待』をリリースしました。
それは、個人の不動産投資家向けに、アパートやマンションなどの収益物件の不動産情報を提供するものです。
また、物件情報の他、不動産の現役投資家による大家業の実践的なコラムや不動産投資に関するニュースも随時、配信しています。
2011年8月には会員数が1万人を超え、2012年7月には同サービスの収益物件数がNO.1を獲得するまでになっています。
2014年の10月時点で、『楽待』の登録会員数は、4万人を超えるまでに成長しました。
ビジネスモデル
ファーストロジックでは、『楽待』において、不動産会社の売却物件を掲載する物件掲載サービスや、会員が登録した希望物件情報をもとにして、提案サービスを行う集客支援サービスを主力としています。
この集客支援サービスによる掲載料を不動産会社から、掲載した物件数に応じて収益を得ています。
また、提案サービスにより、登録した会員は希望した物件を紹介してもらうことができ、不動産会社は顧客のターゲットを絞ることができるという面もあるのです。
まとめ
2015年7月期における経常利益の予想業績は、対前年比34%増しの3億690万円を見込んでおり、着実に業績を伸ばしています。
以下、ファーストロジックの社名の由来です。この由来に、同社の企業理念がこめられています。
”「本質を見抜く」ということが成功への最短距離を考え、その基本精神が我々をいち早く理念実現に導いてくれると信じています。
「本質を見抜く」ための最初の行為が論理的思考を行うことであると考えているため、社名を「First Logic(最初の論理的思考)」としました”
この話の通り、『楽待』は消費者の本質を見抜いたサービスとして、大成することができるのでしょうか?
今後の展開に期待できそうです。
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