11月28日、レジャー関連の総合サービスを行う株式会社デジサーフのKLab Ventures株式会社から資金調達を行った。調達額は明らかにされていない。調達した資金は、店舗の拡大やバーベキュー以外の事業展開に充てられる見込み。
⇒プレスリリースはこちら
ライターの視点
デジサーフという社名からは、どういった事業を行っているのかが想像つかないのではないでしょうか。
実は、バーベキューを手軽に行うことができる総合サービス「デジキュー」や、ウインタースポーツに関連するイベント情報を載せた「デジエントリー」など、余暇の過ごし方を提供するサービス事業を行っています。
インターネットからの集客だけでなく実店舗を運営することで、独自のビジネスモデルを構築し、順調に市場を拡大しているようです。
ここ数年、余暇に対する人々の意識が変化しています。大阪のUSJの人気は衰えず、大規模なレジャーランドの年間入場パスを購入し、日常的に訪れる層がいます。
一方、キャンプやバーベキューを楽しむアウトドア派、手作り料理やお取り寄せ料理を持ち寄りホームパーティーを楽しむインドア派など……多様性に富んでいるようです。
「余暇、レジャー」は、これからも成長していくジャンルであると言えます。これらの変化に対応し、この市場を変革しようとする発想が今回の資金調達の決め手になったのではないでしょうか。
「余暇をもっと快適に!」というスローガンを掲げ、レジャーの価値をより高めようとする取り組みは新しく、非常に面白いものだと感じます。
また、既存のサービスに利用者ニーズの高い新たなビジネスモデルを追加することで新たな収益を確保し、その収益を企業間でシェアしながら運営するというWinWin の協業スタイルのため費用負担もリスクも小さく抑えることができるので、収益性に関しても将来性があると考えられたのだと思われます。
今後、このデジサーフのような企業が市場を拡大していけば、私たちの「余暇の過ごし方」は大きく変わっていくかもしれません。
これを機に、皆さんも「余暇の過ごし方」を考え直してみてはいかがでしょうか。
会社概要
株式会社デジサーフは、「インターネットを通じて、事業者や消費者のワクワクするような事業や夢を実現する」という思いを持ったIT企業である。IT を使い事業者のビジネスを加速させ、かつユーザーの利便性を向上させるようなビジネスを生み出し続けている。 最近では、インターネット技術を用いたスポーツ振興を目指した事業なども行っている。 設立は1993年、本社は神奈川県にあり、代表取締役は高橋佳伸氏である。