9月17日、アプリからfacebookなどのSNSやsalesforceやDROPBOXなどのSaaSアプリケーションにログインする際の認証の手間を省くAuth0(以下、オースゼロ)はBessemer Venture Partners(本社アメリカ)などから資金調達を行った。調達額は約2.4億円。調達した資金は開発チーム体制の強化と営業、マーケティング活動の拡大に充てられる見込み。本社はシアトル(アメリカ)にあり、CEOはJon Gelsey氏である。
オースゼロはアプリ開発者によるアプリ開発者のためのサービスである。アプリで会員登録やログインする際、facebookなどのアカウントで登録(ログイン)できるのはユーザーにとって便利な機能だ。しかし、開発者にとってはSNSやSaaSアプリケーションへの認証や許可が複雑化しており、メンテナンスやセキュリティをサービスごとに対応することは時間とコストがかかる。
オースゼロの顧客は既に124ヶ国、8000社(subscriber)あり、Schneider Electric(エネルギーマネジメント、本社フランス)やAllegion(セキュリティサービス、本社アイルランド)など大企業から中小企業までこのサービスを利用している。アプリ開発者は認証管理に割く時間が削減でき、アプリリリースまでの時間も短縮されるだろう。