「地域活性化」とはよく聞くものの、やはりまだ地方の人口減少は深刻な問題です。
商店街なのに人が1人もいないとか、お店がなくなってしまった、人がいないということは生活を不便にします。コミュニティの存続が難しくなるということも挙げられます。
以下でご紹介する水野氏は人が減ってしまった秋田に人を呼び戻すために起業しています。
今回はあきた舞妓運営会社、株式会社せん代表取締役の水野千夏氏の魅力に迫ります。
秋田に人を呼ぶために
“秋田はこのままじゃいけない。もっともっと秋田の魅力を発信し、人が集まる仕組みを作らないと。
そんな思いから秋田の歴史や文化を調べはじめ、秋田の川反には昔、芸者文化があったことを知りました。…(中略)…
起業した本来の目的は、“秋田に人が来るための仕組みづくり””
彼女は、ドラマで見た横浜の街並みがきれいだったという理由で、秋田を飛び出しました。
そして、大学時代も好奇心旺盛で個性的に生きていたそうです。
“「どうして私は秋田へ帰らずにここで仕事しているんだろう?私にはもっとやることがあるはず」と思い立ち、退職を決意しました。”
そうして化粧品会社に就職し、渋谷で働いていた時にふとこう思い立ったそうです。そしてすぐに行動に移した彼女。
当時まだ若かったということはあるにせよ、そう簡単に真似できることではありませんよね。
女性としてしっかりと生きて行く
“秋田ではまだまだ、子どものせいにして仕事をしていないとか、仕事してるから子どもを産まないとか、子どもをなにかしらの理由にしている方がすごく目立つんですよね。
私はそれは違うと思っているので、仕事をしてても子育てはできるし、家庭とも両立できるというお手本を示したいんです”
彼女はすでに結婚されていて、3人の子供が欲しいと語っています。
仕事と家庭のバランスをとりながら、できない理由にしない生き方をしていく。
もしも無意識のうちにできない理由にしている方がいれば、一度見つめ直してみてください。
世代間の交流
“私は20代ですが、いつも自分より一つ上の世代の方々がすごく頑張っているという印象を受けています。
それがとても刺激になり、エネルギーを生み出してくれているんです。
今度は私の取り組みや頑張りが下の世代の刺激になり、活気のある若者が増えてくれれば嬉しいですね”
後世のことを深く考えられるのは、若者が減ってきている地方にいるというところが大きいのではないでしょうか。
「自分がなんとかしなければ」という想いが働いているのだと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
若い人が減っているという状況を変えるため、自らが先頭に立ち県民を鼓舞していくという勇ましさすらも感じられますね。
また、女性としてもお手本になろうと努力されています。
水野氏のように前向きな姿勢と行動力、そして人を引っ張る力を備えた女性が地方でますます登場してくることを期待しています!
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