なぜその商品は売れないのか!?
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突然ですが、あなたがアパレルショップを経営していたとします。
あなたは毎日働いているうちに、
「マネキンに着せた洋服は手に取ってもらいやすい」
「春先は明るいカラーの服に人気が集まる」
など、勘や経験が自然と身に付き、それに伴い仕入れやレイアウトを考えて販売します。
しかし、毎年定番人気のシャツが今年は売れなくなってしまったとしましょう。
なぜ売れなくなったのか考えたとき、何かシャツに代わるトレンドのものがあるのか、そもそもデザインが良くないのか…考えられる理由は無数に存在します。
しかし、どれが正解なのか明確には分かりません。
従来の小売店のマーケティングは、売れる個数はデータ収集できても、売れない理由まで突き止めることは難しかったのです。
しかし、この常識が大きく変えられようとしています。その中心的役割を担っているのが株式会社ABEJA(アベジャ)です。
ABEJAが実現する勘に頼らない経営
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ABEJAが手掛けるABEJA Platformでは、営業している店舗の来店者数や購買率などの詳しい店舗内データを、カメラを通じてリアルタイムで取得・解析します。
例えば、従来一般的な小売店のデータ分析は、レジで商品を通してどの時間帯にどの商品がいくつ売れたかデータ収集し、分析するというものでした。
しかし、ABEJA Platformでは、カメラに映し出された顧客は男性なのか女性なのか、年代はどのくらいなのか、どのようなルートで店内を歩いたのか、など顧客のあらゆるデータを解析してしまうのです。
これはつまり、購入しなかった顧客のデータも手に入れられるということです。
すなわち、今まではわからなかった「売れない理由」を暴き出すことが可能になります。
売れない理由が分かれば、勘や経験に頼るしかなかったマーケティングを正確に行うことができます。
さらには、ABEJAの持つディープラーニング(深層学習/機械自体が自力で学習していくこと)を用いて、既存データから新たな価値を生み出し、リアル店舗の売上向上やコスト削減につなげることを可能としました。
ABEJA Platformの先端技術は、すでに多くの小売店で活躍しています。
先端技術を現場に落とし込むということ
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ABEJA Platformのすごいところは、先端技術を用いた画期的なサービスでありながら、現場に簡単に取り入られる使い勝手の良さにあります。
インターネット回線さえあればすぐに導入でき、初期コストがかかりません。
この手軽さから、コンビニやアパレル、ドラッグストア、百貨店などで既に取り入れられ始めています。
日本では、IoTやビッグデータ、AIなど多くの先端技術の開発ばかりが先走り、現場に落とし込むことが後回しになってしまうことが多くあります。
実用性を重視し、リアル店舗に落とし込むABEJAのこだわりは、日本企業に新しい風を吹き込むことでしょう。
小売店のマーケティングが変わる
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年数や経験を重ねるごとに自分の考えや判断を過信してしまうことってありますよね。
経験はもちろん素晴らしい財産となります。
しかし、経験が裏目にでてしまい、視野を狭くなり、失敗に陥る企業は少なくありません。
ABEJAの技術は、マーケティングをより正確なものにします。
モノが飽和している今、ますます小売業界は消費者のニーズを見極め、本当に必要なモノを売ることが重要となっているのではないでしょうか。
ABEJAのビジョンである「Innovation that Changes the World(イノベーションで世界を変える)」
をもっと押し進めてほしいですね。