7月11日、建設業界向けクラウドソーシングの『ツクリンク』を運営する株式会社ハンズシェアはニッセイキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施した。調達額は約5,000万円。調達した資金は人材採用やマーケティング費用に充てられる見込み。
ハンズシェアは建築系業者の新規取引先の開拓や下請け業者を見つけることができるサービスを提供する。人手不足といわれる建設業界で業者間のマッチングを行い、建設業界の全体最適化を目指す。2013年5月にβ版をローンチし、2014年7月10日時点の会員登録数は630社、案件登録数は320件となっている。設立は2012年7月、本社は東京都渋谷区の代々木にあり、代表取締役は斎藤実氏である。
ハンズシェアは設立された経緯が非常にユニークな会社である。連続起業家の家入一真氏が「春の起業祭り」という名の企画に応募して落選した3人が意気投合し創業したようだ。その後、家入氏が運営するLivertyの六本木オフィスに入居し、2013年4月に建築業界のIT化を推進するため、ツクリンクをローンチしたという。
きっかけは何であれ、人と人が出会えば何かが起こることを体現している事例だと思われる。StartupWeekendのようなイベントは全国であるし、関西でも起業意欲を駆り立てるようなイベントはたくさん存在する。我々も様々なイベントを企画している会社として、このような事例に関与したいと思う。
●株式会社ハンズシェア/プレス・リリース