今回のインタビューは、Retty株式会社のCEO武田和也さんに、「今後のRettyの展望」「影響を受けた人物」「経営者に向けてのメッセージ」をお話しいただきました。
(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:須澤壮太)
経歴
Retty株式会社代表取締役CEO
実名型グルメサービスRettyを運営。
2011年6月にRettyをリリース後、 現在はユーザー数1000万人を突破、
実名口コミ150万件、 店舗数25万店と日本最大級のNo1実名型グルメサービスを運営 。
過去に複数のベンチャーキャピタルより、累計14. 5億円の資金を調達。
資金調達後の展望
先日10億円を調達したのですが、メインは海外展開に対して使っていきたいなと思っています。
やはりRettyのようなCGM(Consumer Generated Media)というモデルは時間がかかります。
いきなり売上が立つわけでもユーザー数が伸びる訳でもなく、ある程度の一定期間は投資期間が必要なので、そのための資金として調達をしました。
日本が世界に誇る「食」という領域をいろんなところで展開していこうとは思いますが、最初はアジアからやりたいなと思っています。
Rettyのような構造のサービスは海外でもまだまだ存在しないからこそ、今のタイミングでしっかりスマートフォンやソーシャルメディアが大きく普及している地域から展開していきたいなと思っています。
それがアジアやアメリカ、ヨーロッパだったりするのですが、そういったところに今年中に展開して、2020年には20ヵ国で展開できるようなスピード感で進めてきたいなと思っています。
Rettyが目指す先
2020年の時に、国内ユーザー数No.1というのを目指しています。
施策としては、このようなサービスはやはり口コミの投稿量が非常に重要になってくるので、今急激に伸び始めている口コミをベースに、新しいお店探しの体験をより精度を上げて構築していくことを考えています。
最もお店の情報が集まるサービスにユーザーは集まってくるので、そういったところをしっかりやっていきたいなと思います。
訪日外国人は2020年に2000万人を超えるわけなんですが、僕らが海外に行って思うこととしてはお店を探す手段がないことがあります。
ガイドブックを見て、現地のお店を見つけていく人は多いと思いますが、知りたい情報は、例えば現地の人がお勧めするお店の情報だと思うんです。
そういったニーズ、世界観は世界共通だと思います。
日本に来た方が、日本人がお勧めするお店の情報を掲載する一方で、外国の方は若干好みが違うので、同じような好みの人が進めるお店の情報も提供していきたいと思っています。
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