
今回のインタビューではLOUPEの浅谷氏に「起業のきっかけ」、「クラウドファンディングでの資金調達」や「起業志望者に向けて」について嶋内(アントレプレナーファクトリー)が伺いました。
Contents
事業内容
小中高の学校の先生向けSNS「SENSEI NOTE」を運営。全国の先生が知恵を共有することで互いの悩み・課題を解決できる社会の実現を目指す。 「SENSEI NOTE」は先生が知恵を持ち寄ることで、抱える課題や悩みについて他の先生からアドバイスをもらえたり、学級通信や授業の教材など、他の先生と便利なファイルを共有することができる。
経歴
2009年に慶應義塾大学経済学部卒業後、ベネッセコーポレーションに入社。女性向け大型ポータルサイトの集客に従事。ベネッセコーポレーション退職後、2012年8月に株式会社Blaboに入社。2012年11月に開催されたStartup Weekend Tokyo大会でSENSEI NOTEを立ち上げ、優勝。 その後開催されたGlobal Startup Battleで世界112チーム中8位に入賞。同社を退職後、2013年2月に株式会社LOUPEを設立。
起業のきっかけ(00:22~)
起業しようと思ったのは高校時代です。スティーブ・ジョブズの本を読んで社長って面白い仕事だなと思ったのがきっかけです。
「センセイノート」リリースのきっかけ(01:00~)
先生を応援したい思いから、ハッカソンでサービスが生まれた
やる気があるけど悩んでいる先生を応援したいなと思い、そこから先生向けのサービスを考え始めました。転職してすぐだったので何も動けなかったのですが、たまたまハッカソンという3日でサービスを作るイベントに出て、今の役員をしているエンジニアと出会いサービスが生まれました。
ビジネスモデルを切り替えた理由(02:07~)
より多くの先生に使ってもらうため、「SENSEI NOTE」を無料に切り替えました。サイト内での課金もなく、運営しています。学校の課題を一番よく知っている会社なので、大手企業から相談が来ます。それに対して調査やプロダクトを世の中にリリースするお手伝いなどをしています。
クラウドファンディングでの資金調達(03:35~)
お金よりもファンが根付いた
300万、500万であれば自分たちで集めた方が良いと思っていました。クラウドファンディングは社会性も強いし、共感していただける方から資金が集まるのではないかと思い実行しました。集まるお金よりもファンがたくさん根付いてその後も継続的に応援してくださる方と出会えたことはすごく良かったです。
起業する上で大切だと思うこと(5:02~)
代表がやりきり、どんな時でも貫けるか
学校の先生の支援というのはいままでいろいろな人がやってきて全員失敗している領域です。難しい領域、皆が無理だという領域に取り込む場合は、代表がやりきれるかどうか。どれだけやりきって、どんな時でも貫けるかどうかがすごく大事だと思います。
起業を目指す方へ(6:15~)
自分以外の人のためにサービスを作って、幸せにして会社を大きくすることが社会的にインパクトがありますし、自分も従業員も幸せになるし、そういう会社をぜひ作ってほしいですね。