トライアンドエラーをから学んだ、会社経営において大事なポイントとは?
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10の事業をトライアンドエラー。VCからの投資もきっかけに
2002年から最初にビジネスモデルをスタートしたのですが、10事業立ち上げてトライアンドエラーをしながら3つの事業に絞った経緯があります。
ここまで来れた要因は、最初にブランディングをするビジネスモデルを作るときに、資金がなかったのですが、実績もないため銀行からも貸していただくことができず、ベンチャーキャピタルに投資していただいたのが非常に大きなきっかけでした。
企業理念の骨格をぶらさず、諦めない
こういうことがやりたくて事業を起こしたとか、果たしたくてやってきたとかいう自分の信念を、どんな状況であっても、どんなに世間が冷たくても、企業理念の骨格をぶらさないというのが大事だと思います。あとは、諦めないことです。
企業理念は絶対に作ったほうが良いと思います。それは、なぜこの企業が存在しているのかという、その企業の存在意義になると思います。存在意義がなければ、利益やお金を稼ぐことだけが存在意義になってしまいます。何を成し遂げるかが企業理念に当てはまるかと思うので、ぶらさないためにも企業理念を作るひつようがあるのかなと思います。
もう1つは諦めないということです。何回も失敗したり、周りからロジカルに無理だと言われていると、自分に限界を作ってしまうんです。結局は、諦めるロジックの方がロジカルで、諦めないロジックのほうがロジカルではないんですよね。でも、諦めなければ新しい手法などを見いだせるので、そこで道は繋がることがあると思います。
そこに、ビジョンを共有した、不可能と思えることを実現してくれるような仲間が生まれますし、仲間は会社だけではなくて金融機関にも及びます。成し遂げたいことを本気で思っていれば、そこには事業を作ってくれる会社の中の仲間ができますし、そこから、それを支えてくれる金融機関などからの資金が集まります。企業を継続するには、資金と、想いを持った人が必要で、そのベースには諦めないことと、思いをブラさないことがあると思います。
「個人の夢の実現」と「企業理念への共感」
従業員が何のために働くかというと、「幸せになるため」だと思います。その1つは、成長できる環境があり、チャンスを得られる環境があるか、個人の夢が叶えられる環境があるのかどうかということです。もう1つは、大きな夢を成し遂げることに共感できるかです。
これを作っていく上で、従業員のことを本当の家族のように思えるかどうかが重要だと思います。優しいのが家族だとか思われがちですが、決して優しくはなく、家族にしか言えないようなこともあったりもします。常に家族のように本気でその子を成長させる、本気でそういった環境を作ることをやれるかやれないかが、信頼関係を築くための要因になると思います。
環境は何も変えてくれない。自ら環境を変えていく
私のモットーとしては、苦しいことがあって逃げたくなったり、勇気を出さないといけないことが起こった時には、それを前向きに捉えるということがあります。
人生は1回しかないということで、なにかチャレンジしたり、前に進もうとすると、傷つくこともあります。しかし、傷つくことが怖いのではなくて、「こういう風にしてればもしかして人生変わったかも」ということに時間が経ってからの気づいたときの後悔が、1番怖いことだと思います。
メッセージとして伝えたいのは、「何かを選択して失敗することが怖いのではなく、何かを選択しなくて後悔することが怖い」ということです。一歩踏み出して行動することで、自分の人生を結果的に充実させて、後悔しないものにできるのではないかと思います。
環境は何も変えてくれませんが、自分では環境を変えられます。まずは自分で動いて行っていただきたいと思います。
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