未来を見てくれるベンチャーキャピタルとの出会い
未来を見てくれるベンチャーキャピタルとの出会い
-資金調達の経緯と目的を教えていただけますか?
当社は変わった事業をしているので、「屋上に人が来るの?」と銀行は融資してくれません。もちろんそれまでの事業が着実にステップアップしていれば融資は得られると思いますが、毎年2倍で成長していくとデットでの調達には限度があります。
お台場で事業を展開する時、僕はこの事業は絶対うまくいくと思ったんですが、周りには失敗すると言われました。その当時の店長やメンバーがお金を出してくれて、収益も得られるようになりました。ですが、期間限定のものに銀行が融資してくれることはありませんでした。
バーベキューはビアガーデンに取って代わろうとしているので、早く市場を制覇して、そこのユーザーを抱え込まなければならない戦いの中ではスピードが必要です。
そのためには資金が必要だったので、ベンチャーキャピタルから資金調達することを考えました。そこで重要なのは事業計画です。ベンチャーキャピタルは銀行と違い、「どんどん成長しろ」という立場ですので非常に話が合います。
多くのベンチャーキャピタルと会いましたが、分かったことは銀行系のベンチャーキャピタルはあくまで銀行だということです。過去しか見てくれません。
今回投資をしてくれたのは一部上場のIT企業です。起業して成長することについて分かっていただけた社長が投資してくれました。
ベンチャーキャピタルで大切なのはお金を出すだけでなく、その会社が持っているリソースを使って支援してくれることが非常にありがたかったです。
今後は今あるノウハウを最大に活かす事業を
-今後の事業戦略・組織戦略について教えていただけますか?
バーベキュー場を運営しているように見えますが、都心におけるバーベキュー場がないので、運営ノウハウを得るために行っています。
次のステップとして、そこで培ったノウハウをマニュアル化し、その仕組みをいろんなパートナーを探してやってもらうことを考えています。
自社はネットでユーザーの会員データを集めることに重きを置き、ネット上でマッチングすることに本腰を入れていきます。いろんな事業を作っていく会社ですから、バーベキュー以外にもコインスペースを拡大していくという事業戦略を考えています。
組織は、事業の拡大につれてどんどん人が増えていきますので、優秀な中間管理職や役員が必要になります。組織構成をどうするかというのは非常に悩むところですが、そのポジションごとに合った人材を集めなければならないというところですね。
一番難しくて一番大切なことは人を扱うこと
-最後に、視聴者へのメッセージをお願いします
ここまで私は大変な道のりを歩んできましたが、人を扱うことがすごく難しかったです。その中で、経営者として絶対にやらなければいけないことは、
①多くの人をパートナーとして巻き込むこと
②大きく考える
③常にチャレンジし続けること
ですね。この3つを念頭に置くと、大きな事業になると思います。
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