シリコンバレーで起業する素晴らしさを知る

シリコンバレーで起業する素晴らしさを知る


-起業される時に不安や葛藤はありましたか?
そもそも起業しよう、社長になりたいとは思っていませんでした。シリコンバレーへ行って起業する素晴らしさを知りました。問題解決を行う起業家がたくさんいる姿を見て衝撃を受け、起業してみたいと思いました。
 
-cofameの役員にサンブリッジの創業者やシナジーマーケティングの社長などがいらっしゃいます。参画された経緯を教えていただけますか?
シリコンバレーでアレン・マイナー(サンブリッジグループ創業者)、川鍋仁(サンブリッジUSA副社長)と出会いました。
cofameを始めるにあたり、シリコンバレーと日本のビジネスを理解していて、CRMや顧客管理に精通している方に参画してほしいと考えていたところ、シナジーマーケティングの谷井社長、田畑取締役を紹介していただきました。
 
-cofameのサービスの優位性や差別化のポイントを教えてください
cofameは名刺管理のアプリケーションではありません。いつ、どこで、誰と会い、どんな会話をしたのか、ビジネスのプロセスを記録するアプリケーションです。名刺管理サービスと併用して利用できるサービスです。アメリカでデザイン特許も出願中です。
アメリカでは最初に名刺交換して、本題に入るというプロセスがありません。本題に入るまでに時間がかかったり、参加メンバーを覚える気がなかったりするところを、しっかりとミーティングを管理でき、記録できるのは強みになっていると思います。

ネット上、オフライン上の個人情報管理ツールへの進化


-今後の事業戦略、組織戦略を教えていただけますか?
現在は名刺を起点としたデータ管理を行っています。今後は個人情報がさらにネット上に広がると思います。現在は自分の個人情報がどの程度ネットに出ていて、誰が見ているのか、誰が共有しているのかほとんどわからない状態です。
cofameはネット上、オフライン上(名刺)の個人情報を自分で管理することができるツールとして掘り進めていきたいと思います。

関西の学生起業のフロントランナーとして

-野口さんは現在、関西学院大学4年生ですね。学生のうちに起業してどう思われますか?
私の周りにも学生起業し、資金調達をしている友人が関西にいます。私たちのサービスはビジネスコンシューマーをターゲットととしているので、学生起業がプラスに働いたこと、学生だからわかることはあまりありません。
運営するサービスによっては、学生だからできることもあると思います。一概に良し悪しは判断できません。
関西での学生起業を経験し、資金調達したケースは母数が少なく、事例がほとんどありません。周りからなかなか理解されず、別世界の話だと思われていると思います。
資金調達をする上では、自分のしたいことに対するバックグラウンドや知識がどの程度あるのか、一人でするのか、仲間がいるのかなどは大きな要因になると思います。
 


-起業志望者やベンチャーで働きたいと思っている方へメッセージをお願いいたします
学生起業は一人で行わない方が良いと思います。一人では大きなビジネスに発展しにくいからです。まずはしっかりと仲間を集めることです。スタートアップは辛いこともあるので、仲間を集めることをお勧めします。
ベンチャー企業では、一日100個のことをしてもほとんど失敗してしまうことがあります。大半が苦しい時間です。しかし、1つの成功は想像以上に刺激的な物です。
苦しみを耐えてでも刺激を得たいという方はベンチャー企業で働くことが向いていると思います。
 
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