日本のビジネス社会で自己啓発というジャンルが確立してからしばらく経ちますが、その中でも自己啓発の「お手本」とされる著書があります。
今回はその中でも特に起業家の方々に人気のある著名な自己啓発本を3冊ご紹介します。
「人を動かす」(D.カーネギー)
自己啓発の「古典」と言われるのがデール・カーネギーの「人を動かす」です。
カーネギーは大学を卒業してからは記者や鉄道員、更には俳優をこなすなど、様々な職業を経験したことでも有名です。この転職で学んだ幅広い知識が存分に注ぎ込まれているのがこの本の特徴です。
「人を動かす」は「How to Win Friends and Influence People」という英題なのですが、つまりこの本は「自分の成功の為に、他者をどのように動かすか」という、起業家にぴったりの自己啓発本なのです。
「道をひらく」(松下幸之助)
現在のパナソニックを創業した「経営の神様」こと、松下幸之助が綴った短編集が「道をひらく」です。
創業者自身が書いた本というだけあって、起業家の指標となる言葉がつまっています。
松下幸之助自身も「道をひらく」を人生の辞書のように扱っていたとの事で、起業家精神のつまった自己啓発のバイブルだと思います。
「嫌われる勇気」(A.アドラー)
アドラーといえばユング・フロイトと並んで「心理学三大巨頭」と称される有名な心理学者で、「嫌われる勇気」はアドラーの思想を哲学者と青年が対話するという設定で紹介されている自己啓発本です。
今までアドラーについてはあまり知られていませんでしたが、徐々に日本の起業家の間でも認知され始めています。
「嫌われる勇気」がヒットした要因は「KY(空気読めない)」などに代表される、日本人の萎縮しがちな国民性によるものと思われます。
決まった目的はあるが仕事が進まないという方にオススメの著書です。
以上、世界的に有名な自己啓発に役立つ著書をご紹介してきました。
この本を読んで起業家の方々の記憶に残る言葉や考え方が、少しでも多く見つかることを願っています。