ピボットとは?

英語でのpivotは動詞で『旋回する』という意味です。その意味からビジネスにおいて、“ピボット”は事業の「方向転換」「方針変更」を表しています。
特にスタートアップ期のベンチャー企業が、事業に成長が見込めなかったり、新たな可能性がある市場を見つけたりした場合、ピボットをすることが多い傾向にあります。

スタートアップ期のベンチャー企業が競合の登場や自身の成長性を加味したうえで行うことが多いピボットは、昔から事業が暗礁に乗り上げてからの方針変更というものでした。しかし、近年では市場に受け入れられなかった時、分析し原因を追究したうえの前向きなピボットというニュアンスで使うことが増えてきています。

事実、現在世界で大きく成長し、成功を収めている企業でもピボットをしていることが多いのです。
そこで今回は、ピボットして成功した有名事業をまとめてみました。

ピボットして成功した有名事業5選

 ①Facebook

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出典:viibar.com
ビジネスで利用する場面も増えてきた、みなさんお馴染みのFacebook。
Facebookが当初ターゲットとしたのは大学の学生で、サービスは学生を中心に広がっていったということをご存知ですか?
そんなFacebookは、全米の学生のおよそ8割以上の学生がFacebookのアカウントを持っているという状況になったとき、企業へのアカウントの開放を行いピボットしました。
さらに世界の人々へアカウントの開放を行うピボットをし、全世界の人々とつながることのできる巨大SNSになっていったのです。

②Instagram

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出典:kawaji-s.com
最近流行している写真投稿型SNSであるInstagramは、現在地や写真を共有できるソーシャルチェックアプリ「burbn」がその前身となります。
開発者たちは、burbnが一部のユーザにしかヒットせず、あまり成長が見込めない状況を見て、自分たちに問いかけてみたといいます。
「もしburbnのコアな機能をひとつだけ残せるとしたら何を残すか」ということを。
調べていくと、実際にこのアプリをユーザが写真を共有するために利用していることがわかり、位置情報機能をもつ写真共有アプリへとピボットをしたのです。

③Youtube

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出典:www.youtube.com
言わずと知れた動画サイトYoutubeですが、当初はデータ市場をターゲットにした動画サイトでした。
しかし、ユーザが猫などの動物系の動画をアップロードするようになり、ピボット。
現在はGoogleに買収され、世界最大規模の動画サイトになりました。

④Airbnb

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出典:maetk.hatenablog.com
Airbnbの当初のビジネスモデルは、主にベッドや部屋の貸し借りでしたが、“あらゆるスペースの貸し借り”へとピボットしました。
サービス開始当初は登録者が3人しかおらず、閑古鳥が鳴いているような状況でした。
しかし、ミュージシャンがツアー中に自室を全て貸し出すというアイテムを登録したことから、ピボットのヒントを得ました。

⑤Twitter

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出典:play.google.com
Twitterを開発したJack Dorseyなどのメンバーは元々、“Odeo”というPodcastの共有・配信サービスを運営していました。
しかし、iTunesがその機能を導入したため、需要が下降気味に。
iTunesとの競争は不利だと判断した結果、新たなプロジェクトを発足し、Twitterが生まれました。
当初は「Twttr」というサービス名で、ロゴも現在と違っていたそうです。



ピボットするタイミングとは?

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出典:globis.jp
方向転換、路線変更という意味で、若い企業でよく使われる「ピボット」。
しかし、その「ピボットを安易でカジュアルに使ってしまっている可能性がある」と警鐘を鳴らしているのが、ベンチャーキャピタリストで数々の成功を収めている高宮慎一氏です。

多くのベンチャーへの投資を手掛けてきた高宮氏は、「本来“ピボット”とは事業を行う上での仮説が崩れたことが検証されたがための苦渋の選択である」と主張しています。
それであるにもかかわらず、ローンチしたサービスが市場に受け入れられないと、すぐに「ピボットします」と言う若いベンチャー企業は危険だと言うのです。

なぜならピボットとは失敗の原因を突き詰めたうえで、サービスの舵きりをどうするのかが重要であるからです。
十分な検証を行わずにピボットすると、ただ目の前の壁から逃げていることになってしまいます。

そしてピボットのタイミングについて高宮氏は、「ピボットをするならば、事業を徹底的にやりきった上での苦渋のピボットを選択する」ことを勧めています。
事業というものはある仮説をたてて行うものなので、その仮説が実証できたかできないかを追及できないまま方向転換してしまうと、また同じ失敗を繰り返すかもしれません。

引用:newspicks.com

ピボットは良くも悪くも今後に影響する

いかがでしたか?
現在、若い会社を経営しており、事業に行き詰っている場合は、ピボットをするタイミングに関して考えてみるといいかもしれません。
果たして今ピボットする時期なのか。まだ自分の事業の可能性を信じて突き進むのか。
自問自答して苦難を乗り越えた先に、事業の拡大、さらに、会社の成長があるのです。
原因を追究することがピボットをするにあたって必要不可欠であることを忘れないでください。


新規事業を失敗させないためには


企業が新規事業で失敗しないためには、ピボットという知識をしっかりと理解し、その上で課題をしっかりと深掘りし、解決策を見つけ、小さく改善を繰り返していくことが大切になってきます。

ピボットの最低限の知識を知っている、いわば新規事業創造のための型を知っているということは失敗のリスクを直接的に下げることができることに他なりません。

カスタマージャーニー、エンパシーマップ、AARRR指標、PMF、CPF、VRIO分析、ユニットエコノミクスなどなど……。

みなさんはどれほどの知識があるでしょうか?

知識があるというだけで、失敗のリスクは劇的に減ります。
そして知識を活用できる段階に入ると失敗のリスクはさらに下がります。

これから起業や新規事業を興す人が先ほど挙げたような語句を理解していないと、成功させることはかなり難しいと思われます。

しかし、知識はもちろん学べばいいのです。

これまで起業や新規事業、マーケティング系の記事を書いてきた起業tvの運営会社アントレプレナーファクトリーとAmazon経書関連40週連続1位の『起業の科学』執筆者田所雅之氏がコラボした、新規事業創造の型を身につける動画サービスが「enfacスタートアップサイエンス」です。

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