今回のインタビューでは、株式会社WEICの代表取締役社長である内山雄輝さんに「学生生活」「起業のきっかけ」「起業前に準備したこと」などについてお話を伺いました。

(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:須澤壮太)

経歴

2004 年 3 月 早稲田大学第一文学部中国語・中国文学専修卒業。同年、WEICを設立
2005 年 2 月 中国市場開拓人材の語学教育をソフトウェアで効率化するeラーニングシステムを開発。
2008 年 8 月 中国上海に現地法人を設立し、日本人及び中国人向けeラーニング語学教育システムと販路 開拓支援事業を展開
2014 年 6 月  SFAとテレマーケティングを融合した新規商談獲得サービスを開始。

法人営業に特化した営業支援サービスを展開


当社はITとインサイドセールスを融合した営業支援サービスを、難しい法人営業に特化して提供しています。法人営業開拓はどこも悩まれている企業が多いので、それをもっと効率的にできないかと思いスタートしたビジネスです。
法人営業で重要なのは、「お客様とどうやってアポイントを取るか」です。通常だと、電話をするかWEBなどで広告をかけて流入させ、商談を設定するかだと思います。
それだと自分たちの目的に合わない商談になったりすることも多いと思います。また、WEBベースではお金が大量にかかってしまいます。
我々は企業のデータを分析して、商品に興味を持ってくださるようなお客様をリスト化します。コールセンターを利用してインサイドセールスという形でお客さまにアプローチをして、商品の説明、情報収集、それをクラウドにまとめ、営業担当者に見てもらって訪問してもらうサービスを提供しています。
競合としてはアポを専門にする会社やコールセンターがあると思いますが、そことは差別化させています。2014年末にアメリカのSalesforceと資本提携しているので、CRMやマーケティングの仕組み、SFAと我々のサービスを組み合わせて効率的にサービスを提供しています。
我々のサービスは法人営業のチーム、マーケティングの部隊などのリード獲得などで依頼していただき、顧客の抽出をしてアプローチを掛け、情報収集してお渡しする形で展開しています。

バイト漬けの学生時代


貧乏学生でした。学費は自分で払っていたり、生活費を稼がないといけないのでひたすらアルバイトをしていました。家庭教師や運送屋、コンビニでバイトをしていました。
3年生位から特許の検索や分析をする会社でアルバイトさせていただいて、そこで中国の特許を検索できる仕組みをエンジニア何人かで作ることがあり、その時にITの知識や営業のノウハウを学びました。

学生時代のアルバイトで営業を学ぶ


大学卒業してすぐこの会社を作ったので、社会人経験がゼロでした。なので、学生時代のアルバイトで営業に連れて行ってもらったりして、基礎を覚えました。

「自分でやってみたい」


当時ホリエモンにすごく憧れていました。
就職も何社か決まっていましたが、「自分でやってみたいな」という想いを持っていました。

モノを売るのが下手な日本


大学で中国を専門に勉強していました。「これからは中国だ」と言われていて感じたことは、日本はなぜ中国でモノを売れないのかということでした。
あとは、「日本人は営業が弱い」「騙せる」と言われていて、何でかと思った時に、結局は言葉が話せないからでした。ですので、言葉が話せるようになれば絶対に中国でモノが売れると思いました。
中国を勉強して、日本の企業はモノを売るのが下手だとわかったので、そこにフォーカスした、製品を海外に売るサービスを将来的にやりたいと思って起業しました。
 
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