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「社長」について、ご存知ですか?
みなさんは、「社長」に対してどのようなイメージを持っていますか?
「お金持ち」「華やか」「高学歴」「カリスマ」などさまざまだと思います。
今回は、その「高学歴」に焦点を当て、帝国データバンクが2015年10月20日に発表したデータから、全国の社長の出身大学についてまとめてみました。
女性社長出身大学ランキング
1位 日本大学
2位 慶應義塾大学
出典:retrip.jp
3位 早稲田大学
4位 青山学院大学
5位 日本女子大学
男性社長出身大学ランキング
1位 日本大学
2位 慶應義塾大学
出典:retrip.jp
3位 早稲田大学
4位 明治大学
出典:logostock.jp
5位 中央大学
出典:logostock.jp
トップ3は男女一緒
出典:www.flickr.com
男女共にトップ3は同じ結果となっています。なぜ、これらの大学は多くの社長を輩出しているのでしょうか。
1位となった日本大学の大塚吉兵衛学長は、ある記事で以下のように語っています。
”日大は良くも悪くも一般的な位置づけの大学。
その意味でよく指摘されるのは、得てして自己評価が高くなりがちな超一流大学の卒業生と比べて、うちの卒業生は新入社員の頃からその場その場の仕事に積極的に取り組んでいく力が強いこと。
社長にまでなる卒業生は特に最初の数年間の下積み時代、懸命に目の前の仕事をする中から次のキャリアを切り拓いていった人が多いのではないでしょうか”
このように、いわゆる”超一流大学”と呼ばれる大学ではないということから、そういった所の大学に負けないように積極的に仕事に励む性質があるのだと考えています。
また、2位の慶應義塾大学においては、歴史的背景と”三田会”の存在が大きく影響しているようです。
慶應義塾大学といえば、東大よりも古い歴史を持ち、経済界に強い存在でした。そのため、現在慶應義塾大学に通っている学生の親や親族も、もともと慶応出身の経営者である場合が多いのです。
また、慶應の人脈の供給源である”三田会”なるものがあることによって、学生が早い時期から大人との接点を持ち、その対応力が身についているのだそうです。この”三田会”がこれまで、財界や実業界に多数の人材を送り込んできたのも背景としてあります。
そして、「私学の雄」と呼ばれている3位の早稲田大学。政界やマスコミ、芸能界等に多数の人材を輩出し、スポーツなどでも度々注目されています。ただ、放任主義で学生自身が独立して個性を発揮する学風が、近年薄れてきているともいわれています。
このように、代々続くスクールカラーが、社長の数に関係しているようです。
まとめ
いかがでしたか?男女共にトップ3が同じという、非常に興味深い結果となりました。
これから大学へ進学する方は、大学選びの1つの基準として考えてみても良いかもしれません。
このように、何気ない数字に興味を持ち、その背景を探っていくことで新しい発見が生まれることもあります。
ぜひ、さまざまなところにアンテナを張ってみてください。