2015年6月5日、完全クラウド型CTI「おもてなし電話サービス【シンカCTI】」を開発・販売する株式会社シンカは、スターティア株式会社、株式会社J.C.O.S、株式会社工芸精器製作所、株式会社BMOから資金調達を実施したことを発表した。金額は推測によれば16,650千円である。調達した資金は、さらなる経営基盤の強化、おもてなし電話サービス【シンカCTI】の取り扱い件数とエリア拡大のため営業体制強化およびユーザー獲得のためのマーケティング強化に充てられる見込み。

ライターの視点

シンカは、完全クラウド型CTI「おもてなし電話サービス【シンカCTI】」を開発・販売している。
この「CTI」とは、電話やFAXをコンピュータシステムの一部として統合することである。
顧客データベースや営業支援システムなどと連動し、画面上に現在の通話相手に関連する情報を表示したり、通話しながらシステムに新しい情報を入力したりできる。
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出典:http://www.thinca.co.jp/service/cti/
 
シンカCTIは、システムを使って店舗の全スタッフ、もしくは企業の全社員のお客様に対する電話応対の品質を向上させることで、顧客満足度の向上、電話営業の成約率向上、業務プロセスの改善を狙っている。
導入業種は飲食店、歯科医院、士業、製造業、卸売業など、現在25業種以上にわたり、2014年8月のサービスリリース以降、70社300店舗の実績をあげている。
 
具体的な流れとしては、電話が鳴るとお客様の情報を瞬時に表示し、お客様情報や予約情報、購買情報などがすぐにわかるというものだ。
完全クラウド型のため、パソコンだけでなくiPadやAndroidなどのタブレットやスマートフォンで、いつでも・どこでも、利用が可能だ。
これにより「おもてなし電話対応」「高単価商品の接客」「サポート業務の効率化」を実現できる。
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出典:http://www.thinca.co.jp/service/cti/
 
資金調達の決め手としては、日本ならではのサービスに目をつけたというところにあるだろう。
まだ記憶に新しい、2013年に話題になった「おもてなし」というフレーズ。
世界にこの素晴らしさを伝えるためには、日本の中でその土台を固めていかなければならない。
しかし、実際はコンビニエンスストアや飲食店など、様々な接客において「おもてなし」には疑問が残る
そのような問題を解決するために、この「おもてなし電話サービス【シンカCTI】」が一役を担ってくれることは間違いないだろう。
 
今回の調達を機におもてなし電話サービスを拡大し、「ITで世界をもっとおもしろく」して行ってくれることに期待したい。

会社概要

株式会社シンカは「ITで 世界をもっと おもしろく」をミッションに、ITのおもしろさやすばらしさを、すべての人と企業に平等に知ってもらうために活動しているベンチャー企業である。おもてなし電話サービス【シンカCTI】の開発・販売を行っている。
設立は2014年1月、本社は東京都千代田区にあり、代表取締役は江尻高宏氏である。
 
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