(出所:パロアルトのTesla Motors販売所の外側にて写真撮影)
今回はTesla Motors(以下、テスラ)に訪問しました。テスラは電気自動車(以下、EV)を製造・販売している会社です。創業者はElon Musk(イーロン・マスク)という方です。
起業して事業を継続することが難しいと言われる中、彼は2003年に同社の設立に関わり、2010年にNASDAQ上場を果たしています。2013年には「ビジネスパーソンオブザイヤー」や「21世紀の最高の発明家」、「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ、今、非常に注目されている起業家の1人です。
(出所:サンテマオのDraper Universityにて写真撮影)
販売店の外観はこのような雰囲気です。
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所の外側にて写真撮影)
テスラのEVは航続距離が他を上回っていること、ドライバーの車内快適度を高めていること、地球にやさしいことの3つを売りにしています。店内には2台のEV(ともにモデルS)が置いてありました。
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所内にて写真撮影)
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所内にて写真撮影)
モデルSのボディはアルミニウムを多く使っていて非常に軽量で、剛性と強度を発揮します。モデルSの構造は乗員の安全性を確保し、運転の正確性にも貢献しているようです。デザインも自由に選べます。
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所内にて写真撮影)
運転席に座ると、大きなタッチスクリーンがあり、直感的な操作が可能です。クッションは適度に固く、高級感のある座り心地でした。試乗者は弊社の須澤です。
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所内にて写真撮影)
バッテリーパックはこのような構造。水冷の温度管理システムがあり、オーバーヒートを防ぐようです。機体を押してみると非常に軽かったです。
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所内にて写真撮影)
さらに、テスラのEVは有害物質を排出するマフラーがありません。二酸化炭素の排出量は同クラスのガソリン車の半分程度に抑えることができているようです。
試乗者も満足そうな様子です。アメリカでの販売価格はおよそ60000ドルだそうで、日本でも2014年春に販売予定のこの車。興味のある方は、東京青山の販売所で試乗してみてください。
(出所:パロアルトのTesla Motors販売所内にて写真撮影)
1995年に初めて作った会社のZip2 Corporationをコンバックに売却し、その資金を元手にx.com(後のペイパル)を1999年に創業したイーロン・マスク。2002年にはペイパルをeBayに売却した後、彼が考えたことは、「持続可能なエネルギー開発」と「宇宙開発」でした。2003年にテスラを設立し、今では太陽光発電のSolarcity、宇宙開発のSpace X社でも精力的に活動しています。
イーロン・マスクはまだ42歳。きっとこれからも人々が必要としているものを形にしていくでしょう。彼の今後の活躍に期待しましょう。
記事担当:菅野雄太
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