今や女の子たちの憧れのブランドとなったサマンサタバサ。
今回は、海外セレブと一緒にコマーシャルをつくり、日本にセレブという概念を広めた株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドの寺田和正氏についてご紹介いたします。
留学がすべてのきっかけ
“カナダ留学中に、現地で仕入れた革ジャンを日本で販売するビジネスを立ち上げたところ、これが大当たり。
そのまま生業にする道もありましたが、帰国して商社に就職しました。大当たりしたのは運がいいだけで、長く続くはずがないと思ったんです。
結局、この商社で2年間ビジネスの基本を学んでから、'91年にサマンサタバサの前身になる会社を立ち上げました”
彼は大学3年生の時にカナダに留学しました。その時に行ったビジネスが、現在の会社の基となっているようです。
大当たりしたにもかかわらず商社への就職の道を選ぶという、慎重な一面が伺えますね。
自分が関わること
“設立から5年間はトントン拍子に拡大しましたが、突然業績が急降下。中途半端な気持ちでビジネスを続けていたからです。…(中略)…それまで自分の仕事は営業で、経理や財務は社員に任せていました。
ところが会社が傾きかけると会社から人がいなくなる。そこですべて自分の責任と考え直し、全部自分でやりました”
あまりにも人に任せきりではだめで、どんな仕事も自分が少しでも関わるということが経営者には必要です。
うまくいかないときほど自分の抱える問題を解決できるチャンス
“商売相手に裏切られ、なんてひどい奴らだと思ったこともありましたが、よく考えれば相手を見る目がなかったのは自分の責任でしかない。
だったら損得ではなく、信頼できる人とだけビジネスをしよう、と発想を変えたのです。不思議なことにその途端、状況が一転しました”
利益を出さなければ会社は潰れてしまうと思い、損得で動いてしまうのも納得できます。
しかし、そのことに気づき軌道修正できたことが、今日の成功を導いてくれたのです。
失敗を失敗で終わらせず、客観的に物事を見てみることが必要です。
まとめ
いかがでしたか?
サマンサタバサの成功の裏には、このようなエピソードがあるということに驚いた方もいるかもしれませんね。
寺田氏に学ぶべきポイントは、
◯準備を整えてから行動に移すこと
◯失敗から学び、軌道修正すること
だと言えると思います。
今後起業したいと考えている方は、これらをぜひ参考にしてみてください!