laundroidとは
洗濯物を自動で折りたたんでくれる、そんな夢のようなロボットが実現しそうです。
その名も「laundroid(ランドロイド)」
その使い方は簡単で、洗って乾かした洗濯物を投入口に入れてボタンを押すだけ。
これだけでセンサーが衣類の形などを判断し、自動で畳んでくれます。
洗濯物を畳むのは時間もかかりますし、めんどくさいと誰もが感じているはずです。
このロボットが実現すれば、部屋に洗い終わった洗濯物が積みあがることもありません。
育児に忙しい主婦や、一人暮らしの人は特に重宝しそうです。
実際に筆者の周りで一人暮らしをしている人にインタビューしてみると、ほとんどの人が洗濯物を畳む行為が煩わしいと感じているようです。
3社の共同開発
このlaundroidはセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(セブン・ドリーマーズ)、パナソニック、大和ハウス工業の3社で共同開発されています。
元々は東京のベンチャー企業であるセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが2005年から開発に始めました。
出典:ma-times.jp
同社の坂根社長は「衣類の洗いや乾燥は自動でできて、畳むのだけ出来ないのはおかしい」と思い、開発に取り組み始めました。
確かに今現在、洗濯機で自動的に洗ったり乾燥したりできるのに畳むのだけは人力ですよね。
その思いに賛同したパナソニック、大和ハウス工業が加わり3社共同のプロジェクトとなったのです。
競合
アメリカのスタートアップ、フォールディメイト(FoldiMate)が自動洗濯物折りたたみを開発し、700〜850ドルの価格帯で2017年に事前予約を始めます。
その使い方は簡単で、正面にあるハンガーのようなものに洗濯物を吊るしておくだけ。
あとは機械が1枚ずつ中に取り込んで、センサーで衣類を感知し、アームで綺麗に畳んでいってくれます。
1枚あたりにかかる時間はなんと約10秒です。
折りたたむ機能の他にも、スチームでしわを伸ばしたり、香りなどを振りかけるオプション機能も付けることができます。
フォールディメイトはこれで世界展開を考えています。
両社を比較して
続いて自動洗濯物折りたたみ機業界の先陣を切ったこの両社の商品を比較してみましょう。
laundroidの強みは手間がかからないところです。
フォールディメイトは一つ一つの衣類をハンガーに吊るさないといけませんが、laundroidは乾かした状態のまま投入口に放り込むだけです。
忙しい時などはいちいちハンガーにかけていられないので、こちらを重宝しそうです。
対して、フォールディメイトの強みはその圧倒的な畳むスピードです。
フォールディメイトが畳むのに要する時間は1枚当たり約10秒なのに対し、laundroidは3分から10分もかかってしまいます。
急いで畳みたい時などにはフォールディメイトかもしれません。
ちなみに一度に扱えるアイテム数は、フォールディメイトが15~20枚、laundroidが40枚です。
40枚を畳むのには数時間が必要ですが、朝出勤前に入れておくと帰ったころにはすべて畳み終わっていることを考えると不便ではないかもしれません。
用途によって使い分けが必要です。
laundroidが実現すれば
今現在、空前の洗濯物自動折り畳み機ブームとなっています。
各社が販売に向けて開発に力を入れており、その熱は加速する一方です。
家事をする時間のないビジネスパーソンは購入を考えてみてはいかがでしょうか?