若者の間では、可愛らしいおしゃれなカフェは大人気です。
ですが、社会的に価値のあるカフェというものはなかなかありませんよね。
以下でご紹介するのは、金魚カフェを渋谷区代々木で経営する松村奈美氏です。
そこは未来のアーティストたちが作品を発表する場でありながら、おいしいスイーツが食べられるカフェなのです。
今回は、彼女の魅力に迫ります。
お店は自己表現の場
“この場所で出会った人が、アーティストとして育ってくれたら、と思うと、そんな場をつくれたことが幸せですね”
松村氏にとって、お店は自己表現の場なのだそうです。
アーティストを目指す人のためにお店の中をギャラリーとして開放しています。
流行のものを追いかける人もいれば、まだそこまで世に出ていないものを発掘するのが好きな人もいますよね。
「まだみんなが夢中になる前に、一度見ておきたい」という人のニーズを満たすことができていることに加えて、
作品を発表したいと想っているアーティストのニーズの両方に応えている点が、成功の秘訣なのではないでしょうか。
ビジネスに大事なこと
“ビジネスは人間関係が大事なので、スタッフや業者さん、お客さんなど、事業にかかわかる人たちとコミュニケーションがうまくいかなかった時は哀しいですね”
ビジネスは、人間関係ありきなところがあります。
彼女の座右の銘は「一期一会」だそうです。
一人一人を大切にすることで、自ずと道は開けてくることがあります。
みなさんも、人との出会いを大切にすると良いことがあるかもしれません。
資金は計画性を持って
“コスチュームデザイナーの時は、特に開業資金は必要なかったです。
カフェの時は、洋服の卸販売で稼いだお金、1000万円で始めました”
彼女はもともと服飾系の大学を卒業した後、コスチュームデザイナーとして活躍していました。
そしてその後、自身のブランドを立ち上げたりなどもしていました。
その後、カフェスペースのあるアパレルショップを立ち上げたいと考え始めた時には、デザイナーとして活動していた時の資金でお店を立ち上げることができたのです。
やりたいと思うことが見つかっても、そのための資金がなければ足踏み期間が生まれてしまいます。
そういうときにすぐに行動できるように、日頃からコツコツと努力をしておくことが大切なのですね。
まとめ
彼女は、自身のデザイナーとしての活動だけではなく、同じように活動している人たちのために場を提供しました。
このように、同じ業種の人々をただのライバルだとは思わずに、手を差し伸べるということはなかなかできないことだと思います。
彼女のように、人と人との出会いを大切にしていける起業家がのちに続いていってくれることを期待しましょう!
金魚カフェについてはコチラ