ここ数年で資金調達がしやすくなったものの...

お金
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ビジネスを始める上で、多くの人が頭を抱える問題が資金繰りです。
 
「良いアイデアは持っているのに、資金がないから思うようにビジネスを動かすことができない」
このような場合に出資を募る方法として、クラウドファンディングがあります。
 
クラウドファンディングは、インターネット上で自分の企画を提示して、共感してくれた人々から出資を募ることができる資金調達の手法です。
誰でも簡単に資金を募ることができ人気を集めている反面、顔も知らない相手に出資することに抵抗感を持つ方も多いのではないでしょうか。
 
このようなクラウドファンディングの信用問題を解決するサービス「クラウドファンディング保険」が2017年3月からスタートします。
これにより、すでにクラウドファンディングを利用したことがある方はもちろん、「危険じゃないの?」とまだ利用したことがない方にとっても、安心してクラウドファンディングを利用することが可能になるのです。
 
そこで今回は、クラウドファンディング保険について詳しくご紹介したいと思います。

従来のクラウドファンディング

アイデア
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クラウドファンディングとは、ある目的のために不特定多数から資金を集めることのできるネットサービスの総称です。
 
支援の形として、金額に応じてリターン(返礼品)を受け取ることができる購入型のプロジェクトが主流となっています(他にも寄付型や金融型と呼ばれる種類があります)。
つまり、資金調達の段階で潜在顧客を得ることができるのです。
 
アイデア次第で多くの人から資金調達でき、ファンを作ることができるクラウドファンディングですが、その一方で、信憑性が問題となっています。

クラウドファンディングの信用問題

詐欺
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長所と短所は紙一重ともいうように、この誰でも資金調達することができる手軽さは、
裏を返せば「出資を募っている者が本当に信用できる人間なのか?」見極めることが難しいということです。
 
例えば、「応援したい!」と思って出資しても、出資金を持ち逃げされてしまうケースも十分にあり得ます。
他にも、出資金がたまって実行に移してもやっぱりダメでした、と違うところにお金を使われている可能性も大いにあります。
 
このようなクラウドファンディングの信用問題を解決するためにできたのが「クラウドファンディング保険」です。

クラウドファンディング保険とは?

クラウドファンディング保険
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国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社CAMPFIREは、日本初の「クラウドファンディング保険」の導入を決定しました。
 
これにより、資金を募ったプロジェクトの実行者が横領したり、倒産したりした場合、最大80%までの支援金を返してもらえます。
 
また、クラウドファンディング保険は、東京海上日動とCAMPFIRE社間の契約であるため、プロジェクト実行者と出資者に費用はかかりません。
 
クラウドファンディング利用者にとっては安心度が高まるこの制度。
クラウドファンディングには社会貢献を目的としたプロジェクトも非常に多く、安全性が高まることで優良なプロジェクトが選ばれる環境にも繋がります。
 
出資する側・される側、両者にとって有益な制度ですね。
 
より質の高い資金調達が行われることで、今後クラウドファンディングが更に広がりを見せることになるでしょう。

クラウドファンディングの拡がり

ビジネス 
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近年クラウドファンディング市場は急速な成長を見せています。
 
その勢いから、CAMPFIRE社はクラウドファンディング保険の先駆者として、いち早く保険制度を導入しました。
東京海上火災保険は「他サイトへの保険販売も検討している」と述べており、これからますます「クラウドファンディング保険」は拡がりを見せることでしょう。
 
しかし、気をつけなければならないのが、「保険があるからと安心しきってはいけない」ということです。
支援する側も、される側も、そのプロジェクトが価値あるものか見極めることが重要です。
 
今後、クラウドファンディングを通した新しいビジネスに目が離せません。

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