2015年6月30日、タブレット向け人工知能型教材『TreasureBox(トレジャーボックス)』を開発する株式会社COMPASSは、インフィニティベンチャーズ及び個人投資家1名から資金調達を行った。
調達額は4,000万円。調達した資金は、トレジャーボックスの開発強化、及び経営基盤の強化に充てられる見込み。
ライターの視点
ここ数年、世界中で教育の情報化が進んでいます。先日もEdTech Europeが行われたばかりです。
日本でも、いわゆるEdTechベンチャーが台頭してきて、中等・高等教育のIT化が急速に進んでいるように感じます。
最近ではアルクテラスが、ここ1年ではアオイゼミやルーペなどが資金調達を行っています。
IT化が進んでいなかった業界だけに、今後も新しいサービスが生まれ続けるのだと思います。
そこで今回は、自社で学習塾を運営していて、さらに人工知能を用いたタブレット教材『TreasureBox(トレジャーボックス)』を開発する株式会社COMPASSを紹介します。
代表の神野氏に電話でインタビューさせていただきました。資金調達の用途や今後の展望について伺っています。
1.そもそもトレジャーボックスとは?
“『TreasureBox』は人工知能を用いたタブレット教材です。従来型のタブレット教材との大きな違いは生徒の解答データを解析し、次に出す問題を生徒ごとに変えていく点です。
一人一人の生徒が何がわかっていないのかをピンポイントに把握することで、まるで講師が生徒一人一人に個別指導で教えているかのような環境を実現します”
https://www.atpress.ne.jp/news/65755より引用
図を見るとわかりやすいです。
過去の解答データを蓄積し、人工知能によって問題を選択、生徒一人一人に合った学習が可能となります。