5月24日、酪農向け生産データ管理のFarmeronは約2億6,500万円の資金調達を実施した。引受先はMatt SwansonとSoftTech VC、Andrew Murphy、NextView Ventures。
Farmeronは酪農に関する複雑な生産データの管理サービスを提供する。Farmboardでは、全体の家畜数やえさの残量が一目でわかるようになっている。またAnimal Listでは、1匹ずつの家畜の状態をチェックすることができ、必要に応じてえさの量や種類を変更すべきかどうかがわかる。価格は家畜数に応じて設定されているようだ。設立は2010年10月。本社はアメリカのカリフォルニア州マウンテンビューにあり、CEOはカティージ・コピック氏(Katiji Kopic)である。
先日の首輪型のウェアラブルデバイスの記事もそうだが、近年、酪農業の技術革新はヨーロッパを中心に急激に進化している。一般企業の農業への参入もあり、従来の第1次産業というイメージが変わりつつあると思う。一方で従事者の年齢が高いことも事実であり、こういった技術革新をITリテラシーが高くない人でも使いこなせるように企業は工夫しないといけない。Farmeronの成長に注目してみよう。
●Farmeron, Inc./コーポレートサイト