7月2日、書籍要約サービスの株式会社フライヤーは第三者割当増資を実施した。引受先はEast Ventures、株式会社西川アソシエイツ、株式会社nomadの3社。調達額は不明。調達した資金はエンジニアやコンテンツライターの拡充など、サービス開発やコンテンツ内容の強化に充てられる見込み。
フライヤーは1冊10分で読める書籍要約コンテンツを配信している。無料会員と有料会員があり、後者は月2,000円のゴールドプランで読み放題となっている(月500円のシルバープランも用意されている)。要約は経営コンサルタントや各分野の専門家が作成しているので、1冊ごとの品質が高い。大手出版社20社と提携しているため、書籍のジャンルも幅広い。設立は2013年6月、本社は東京都港区の六本木にあり、代表取締役CEOは大賀康史氏である。
創業メンバーの3名は元経営支援・M&Aアドバイザリー会社である。本好きの雑談から現在の事業の構想に発展し、数日のうちに会社を辞めるに至ったと他のインタビューで答えている。その中で印象的だったのは、「不確実なものには想いが先行する」「好きには勝てない」という言葉である。やはり起業家は「思い立ったら即行動」が実践しているようだ。ぜひ弊社の起業家インタビューの取材を提案してみようと思う。
●株式会社フライヤー/プレス・リリース