7月2日、新たなウェブ接客を提供するプレイドはフェムトグロースキャピタル等から資金調達を実施した。引受先はフェムトグロースキャピタルと磯崎哲也氏、新生企業投資株式会社で、調達額は1億5,000万円。調達した資金はサービス開発体制の整備に充てられる見込み。
プレイドはリアルタイム解析で新たなウェブ接客を実現するサービス「KARTE(カルテ)」を提供する。サイト運営者は数行のコードを打ち込むだけで、訪問者の特徴や行動を可視化することができ、個々の訪問者に合わせたウェブ接客が可能となる。導入試験での接客効果はコンバージョン率が平均15-20%向上したようだ。設立は2011年10月、本社は東京都港区の南青山にあり、代表取締役は倉橋健太氏である。
今回社外取締役に就任した磯崎氏のブログにも書いてあるように、集客のツールは発達してもウェブに訪問した人向けの接客があまり行われていないのが現状だと思う。データ解析から個別最適化まで簡単に行えるサービスは、まさにリアル店舗での「おもてなし」であり、大変企業側のニーズがありそうだ。
一般向けのサービス開始は10月予定である。非常に興味深いサービスなので、ぜひ注目しておいてほしい。
●株式会社プレイド/プレス・リリース