6月2日、マイクロ波によるソリューションビジネスを展開するマイクロ波化学株式会社は、総額12億円の資金調達に成功した。内訳は産業革新機構が8億円、東京大学エッジキャピタルとジャフコ、日本ベンチャーキャピタルが4億円となっている。
マイクロ波化学は、マイクロ波を用いた基礎的な研究開発から製造販売まで、あらゆるサービスを提供している。マイクロ波でものづくりのプロセスを解決したり、環境問題を解決することに応用されている。ホームページの事例を見ると、バイオディーゼルや「石油をつくる藻」などの開発にも利用されていることがわかる。会社の設立は2007年8月、本社・工場ともに大阪にあり、代表者は吉野厳氏。
プレス・リリースによると、マイクロ波化学は今後、太陽化学株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:山崎長宏)との共同事業運営に合意し、マイクロ波の食品化学分野への応用を検討している。太陽化学の販売力を活かし、マイクロ波技術を用いた食品化学製品が今後市場に出ると思われる。日本では比較的大型の資金調達に成功したマイクロ波化学。今後の動向に注目したい。
●マイクロ波化学株式会社/プレス・リリース

【よく読まれている記事】
総利用者数300人突破!! 「起業の科学」著者田所雅之氏による、ここだけでしか見れないコンテンツ

『enfacスタートアップサイエンス』は、世界で5万回シェアされたスライド「StartupScience」制作者の田所雅之氏が、書籍300冊、経営者のブログ500本、自身のシリコンバレーでの起業経験と1000人以上の起業家を取材する中で体系化した知識を、動画ラーニングのenfacが、いつでもどこでも学びやすくまとめた動画学習コンテンツです。


2017年6月より1年間をかけて企画・撮影した105本。今後も、毎月2-3本新しいコンテンツをリリースし、学びを深めていくことをサポートします。
コンテンツを学習することで、「試行錯誤で時間を浪費する」「チーム内で噛み合わないコミュニケーションを続ける」などの無駄を省き、チームが本来の目的や使命に向かってより効果的に進むことができます。

これ以上は記事がありません

読み込むページがありません

おすすめの記事