漁業を稼げるビジネスへ!そのためのビジョンとは?


-事業が軌道に乗るまでに、どのような苦労がありましたか?
この事業で生計を立てられるようになるまで時間がかかりましたが、苦労とは思いませんでした。
現在、創業7年目ですが、自分のやりたいことをやっているので楽しいです。
あまり苦労と思ったことはありません。感じていないだけかもしれませんが。
-最初から珍しい魚を扱っていたのでしょうか?
最初は鮮度が高い普通の魚を産直(産地直送)でお店に販売する事業を行っていました。しかし、中央市場や街の魚屋でも僕達と同じ魚を扱っていて、食一から購入する強い理由がありませんでした。
食一から買う理由を作らなければと思い、創業2年目の時に九州と四国の港を1ヶ月ほどかけて回りました。その中で見つけたのが見たこともない、聞いたこともない地魚です。
この魚を広く知ってもらえれば食一の強みになり、飲食店の方にも良い取り組みになるのではないかと考えました。
それ以降は毎月港へ行き、200ヶ所以上を回りました。
港を見てきた数で言えば、日本でもトップクラスだと思います。
-組織や事業など今後のビジョンを教えていただけますか?
現在は産地と販売先との中間の立場ですが、次のステップは漁船を出したいです。自分たちで船を持ち、漁業をしようと考えています。
漁業は儲からないと言われ、後継者がほとんどいません。
若い漁師を雇用し、食一の船で漁をしていることをメディアに取り上げてもらえれば、漁師を志望する若い人が出てくるかもしれません。
こういうモデルを全国各地の港で展開していきたいと考えています。
多くの漁港で若い漁師が増え、結果、水産業が盛り上がれば当社にも返ってくると思います。
最終的には自分たちの船で取った魚を自分たちのお店(アンテナショップ)で提供したいです。
漁獲から流通、小売、お客様の口に入るまで自分たちで事業展開していきたいです。

-起業志望者やベンチャーで働きたい方に向けてメッセージを
お願いします。

自分の決意をいろいろな人に話すことで伝わるものがあると思います。思いをいろいろな人に話したり、相談した結果、多くの人に助けられました。
自分の思いをしっかり持った上で仕事をすれば、たくさんの方が助けてくれると思います。
自分のしたいことを宣言して進めていくことで成し遂げられると思います。
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