今回のインタビューは、株式会社ホットスタートアップの代表取締役である橋田一秀さんに、「サービスの差別化ポイント」「組織体制が変わったタイミング」「今後の成長戦略」についてお話を伺いました。
【経歴】
1983年東京都生まれ。東京理科大学工学部電気工学科修了後、株式会社NTTデータに就職。1年半で退職し、ベンチャー企業の株式会社うるるでほぼ未経験ながらエンジニアとして就職。4年3ヶ月の勤務後、株式会社ホットスタートアップを創業。
事業内容
『ペライチ』という、誰でも簡単に1ページのホームページを作成できるサービスを提供しています。とにかく早く、無料で使いはじめることができるというのが特徴です。利用者には「早い」ところが一番気に入ってもらえていると考えています。
利用者には色々なタイプがいらっしゃって、1番多いのは個人事業主から小さい法人の方ですね。
事業を立ち上げるときのホームページとして使っていただいたり、商品のプロモーションやイベント・セミナーの告知など、多岐にわたって使っていただいています。
”挫折しにくい”UIを目指す
大きいところでいうとWix(ウィックス)、国内だとJimdo(ジンドゥー)が競合として挙げられます。昔からクラウドでホームページが作れるツールを手がけていらっしゃいます。
競合との違いとして、我々は、より今の時代に合った、「1ページでシンプルに説明する」というコンセプトでやっているということ、それから作るのがとにかく簡単であることにこだわっています。
具体的には、”挫折しにくい”UI(ユーザー・インターフェイス)を考えています。
すでに作りたいものが頭のなかにある人は、『ペライチ』を使ってテキストと画像を入れていくだけで、早ければ10分程度で出来てしまいます。もちろん、多くの方はそうではないですが。
我々も色々なツールを触っていますが、ラーニングコスト、つまり最初に学習するコストがすごく高いと感じています。「ちょっとこのツールは難しいな」と思ってしまうので、そうならないようにシンプルな動きを心がけています。
もちろん、まだまだ満足していないので、改善を日々続けている状況です。
エンジニア・デザイナーが8割のメンバー
我々は、いわゆるインターネットのサービスを作る会社で、差別化になるポイントとしては「使いやすい・作りやすい」ですので、それを考えられるメンバーが揃っています。
具体的な職種としては、エンジニア・デザイナーが圧倒的に多く、全体で8割ぐらいです。