7人のフルタイムが理想メンバー

7人のフルタイムが理想メンバー


-事業戦略や組織戦略について教えていただけますか?
事業戦略については、海外展開があります。現在は日本とカリフォルニア(アメリカ)に子会社があります。カリフォルニアでフルタイムで働くメンバーが2人、日本でフルタイムが5人、プラス学生アルバイトが何人かいるというような状況です。
組織戦略でいうと、しばらく変えるつもりはありません。今はフルタイムが合計7人ですが、当分は人を増やさずにこのメンバーで行きたいなと思っています。
10人を超えて組織が大きくなると、機動性などいろいろな意味でスモールチームではなくなり、いろいろなコストも発生します。大きくなったベンチャーでも10人以下のチームで売り上げが伸びていくベンチャーが結構多いと思います。
現在はほぼ理想的なメンバーが集まっていて、それに加えてどういう人に来てほしいというのはあまりありません。エンジニアとWebエンジニアもいますし、事業開発や営業のメンバーもいるので、バランスよく集まっていると思います。
みんな結構若いので、ひとつの仲間という感じになれてすごく良かったと思います。

若いうちの起業に、特にリスクはない


-起業志望者やベンチャーで働きたい方に向けてメッセージを
お願いします。

起業を志望されているのであれば、起業したらいいんじゃないかというシンプルなものです。起業ってやってみると特にリスクはないんですよね。
特に若ければ若いほどリスクはなくて、例えば35歳や40歳など家庭を持った後に起業するとなると相当なリスクを背負います。しかし、学生のうちというのは別に起業しようが何をしようがあまりリスクはないので、起業は他のもので練習できないですし、起業してみないと分からないことがたくさんあります。
有名な話で言うと、DeNAの南場さんは元々マッキンゼーですが、「起業したかったらマッキンゼーなんか今すぐ辞めろ」とよくおっしゃっていて、まさにその通りだなと思います。
社会人として経験を積んだことは、私自身には役立っていますが、学生時代に起業して仮に失敗して、その後就職して辞めて2回目を起業するという方が良かったんだろうなと思います。
起業したいと漠然と考えている学生がいたら、作りたいものを決めて、自分で作ってやってみるのがいいんじゃないかと思いますね。
ベンチャーで働くことを私はお勧めしています。弊社の従業員は大企業に就職して辞めて来ている人が多いです。
今、大企業で働くのがリスクのない道かというと、だいぶ変わってきていると思います。大企業に就職してもつぶれるかもしれないし、リストラしない大企業はほぼないです。
大企業で20年位働いて、その企業でしか適用できない状態で会社が潰れてしまうのが一番のリスクじゃないかと思います。そうならないためには自分の能力を高めるのが一番いい方法ではないでしょうか。
そういう意味で言うと、ベンチャー企業はすごく良いと思います。基本的には分業化が進んでいないので、自分でビジネスを1から10までやらなければなりません。
会社が潰れようが何しようが、この世界で生きていける能力が身につく場所だと思います。少なくとも企画から製造、販売までやれる環境は大企業にはないと思うので、そのベンチャーが潰れてもそれほどリスクがないと私は思っています。

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