目標設定はむずかしい

目標設定はビジネスの現場では欠かせません。自身の目標を設定するのはもちろんのこと、チームの目標設定まで求められることもあります。
しかしながら、目標設定とは言っても漠然としており、効果的な目標を設定することはなかなか難しいのが現状です。
では、どうすれば効果的な目標設定をすることができるのでしょうか?

目標設定の方法と具体例

目標設定において目標を具体化する方法でよく使われるものに、SMARTの法則というものがあります。
SMARTの法則とは、それぞれの用語の頭文字を取ったものであり、以下のようなものです。

S Specific(具体的である)
M Measurable(計測可能)
A Achievable(達成可能)
R Related(経営目標に関連)
T Time-bound(期限を決める)

この法則を利用すれば、目標設定が簡単になります。

ここでビジネスで具体的な目標設定をするために、今回は簡単に、読書の例で考えてみましょう。
例えば1ヶ月で3冊の本を読むための目標設定をするとします。この場合、

S(具体的である) 毎日寝る前30分読書をする
M(計測可能)   月末に3冊読み終える
A(達成可能)   10日間(5時間)で1冊を読む
R(経営目標に関連)ビジネスで役立たせるために読書をする
T(期限を決める) 月末までに

という風になります。
このようにすると、具体的に目標を設定することが簡単にできます。

目標設定のコツ

目標設定の具体例のイメージや、目標設定の方法は理解できたかと思います。
ここからはさらに、目標設定のためのコツを見ていきましょう。
⑴期限を設定する
期限を設定することで、計画が具体化します。これにより、責任も生じ、行動が伴います。
いつか達成したいでは、いつまで経っても達成できません。そのため、期限を設定しましょう。
また、行動の延期は、行動の放棄でもあると言われるほどであるため、何かと条件をつけて行動しない場合は、いっそのことそれを止めるというのも手です。

⑵捨ててから始める

ドラッカーも述べていますが、何かを始めるときには、何かを捨てることが大事です。複数の目標を同時に達成できるほど、人間は優秀ではありません。
そのため、新しい何かを始めるときは、それ以外のことに関しては価値があるかを問い、価値がないと判断された場合には、捨てる勇気が必要です。

⑶全員で目標を設定する

他者が設定した目標を達成することは困難です。部下に目標を押し付けたところで、相手は実感を持っていないのです。
そのため、目標を設定するときは、なるべく関係する人全員で決定しましょう。コストはかかりますが、最終的には各々の行動に還元され、積極性が伴います。

⑷Whyを設定する

Whyとは、目標設定の理由や背景です。なぜその目標設定をし、それを達成するのか。
これを明確化することで、目先の目標だけでなく、その先の真に達成したい目標をイメージすることができます。
長期的なビジョンを達成するために、短期的な目標があるという認識です。

目標設定はビジネスシーンで重要

目標設定のイメージをつかむことはできたでしょうか?
目標設定は自身のモチベーションを管理するだけでなく、他社のモチベーション管理の点でも有効です。
そのため、ぜひここで紹介したことを実践してみてください。きっと、今よりも積極的に仕事をこなすことができるはずです。

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