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「GLM」が注目されすぎ!京都発・常識破りのEVベンチャーの実態とは?

「GLM」京都発・EVベンチャー

「ベンチャー自動車メーカー」と聞いて、思いつくブランドはありますか?

 

自動車といえば、これまでは大手ブランドの独壇場でした。

しかし、構造がシンプルな電気自動車(EV)の普及によって、近年自動車業界にもベンチャーが誕生しつつあります。

GML

出典:glm.jp

今回ご紹介するのは、京都発・EVスポーツカーメーカーのGLMです。

つい先日、1月26日のワールドビジネスサテライト(WBS)でも特集され、その直後GLMのHPにはサーバーダウンするほどのアクセスがありました。

それほど、いま注目が集まっているベンチャーです。

 

ゲームや電器といった他業種からも注目を集めるGLM。

今回は、なぜGLMが古都・京都を選んだのか、また特徴的なビジネス戦略を特集します。

GLMとは?

GLMは、EVスポーツカー「トミーカイラZZ」の製造・販売を手がけています。

トミーカイラ

出典:glm.jp

純粋にわくわくするクルマだけを造る会社を 日本に創りたい”をコンセプトに、京都府の拠点を中心に成長を続けています。

 

そんなGLMを引っ張るのが、社長の小間裕康氏です。

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出典:biz.bcnranking.jp

彼は京都大学MBA在学中に、大学内で活動していた「京都電気自動車プロジェクト」に出会いました。

自身で起業して事業を成功させた経験のある小間氏は、この活動の事業化を任され、2010年にグリーンロードモータース株式会社(現GLM株式会社)を起業しました。

GLMは、なぜ京都を選んだのか

なぜ、古都のイメージが強く、ものづくりやビジネスの街という印象が薄い京都で起業したのでしょうか。

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出典:www.telegraph.co.uk

その理由は、日本の環境先進地だからです。

京都は、1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)で「京都議定書」が締結されたことをきっかけに、環境への意識が非常に高いことで有名です。

さらには、EVの制作に必要なパーツのほとんどが、GSユアサや日本電産をはじめとする京都の企業でまかなえるというメリットもあります。

 

加えて、京都はGLMにとって先祖ゆかりの地でもあります。

EVスポーツカー・トミーカイラZZのモデルとなった、たった206台しか生産されなかった幻のスポーツカー「ZZ」は、もとは京都の自動車メーカー「トミーカイラ」から販売されていました。その復活ともいえるトミーカイラZZは、京都で生まれるべくして生まれたのかもしれません。

 

現在でも、本社は京都市左京区の京都大学内にあり、東京にあるショールームを除き、拠点は京都府宇治市と京都府舞鶴市に存在しています。

GLMが京都で起業したことには「京都でなければならない」れっきとした理由があったのです。

 

このことに関しては、小間代表へのインタビューで詳しく伺っています。

「GLM・小間裕康代表:京都発・EVスポーツカーを製造、トミーカイラZZの量産と今後の海外展開【前編】」をご覧ください。

GLMのプラットフォーム戦略

GLMの成長の秘訣は、自動車の中に秘められた常識破りの「ある構造」にあります。

GLMの自動車は「プラットフォーム」とよばれる土台の上に全てのパーツを構成し、その上から軽量の樹脂製ボディを被せるという構造をしています。

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出典:glm.jp

通常の自動車は、外観にあたるボディと各種部品が複雑に入り組んだ構造をしていますが、GLMの自動車は、走るためのパーツ群「プラットフォーム」とボディを独立させました。これによって、車からボディだけ完全に分離させることが可能です。

 

この構造によって、2つのビジネスチャンスが生まれます。

1つ目は、プラットフォームを他社に販売し、その他社が全く別のボディを被せて販売できるようになることです。

まだボディを被せていないプラットフォームを自動車メーカー等が購入し、そこにメーカーがオリジナルでデザインしたボディを被せることで、全く新しいデザインの自動車を簡単に発売することが可能になります。

さらに、ボディは樹脂製のため、比較的低価格かつ容易に作成できるため、他業種からの参入も可能です。

すでに、電器大手のソニーや中国のゲーム開発ベンチャー「遊族」が興味を持っているようです。

 

2つ目は、ユーザーがボディデザインを選ぶことが可能になることです。

ついに、自動車ファンの夢であるにも関わらず、これまで実現が難しかった「自分だけのクルマをつくる」ことが可能になります。

プラットフォームの上に、ユーザーが自分の好みでデザインしたボディを被せることで、世界に1つしかない自動車を製作可能になりました。

 

この、プラットフォームをベースにした多品種少量生産方式「KYOTO生産方式」は、これまでの自動車の常識を打ち破ろうとしています。

GLM製品を見学できる場所は?

GLMがつくるトミーカイラZZは、現在インターネットおよびスーパーオートバックス東京ベイ東雲(東京都江東区)にて販売が行われています。価格は800万円(税抜)です。

「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業(CEV 補助金)」の対象車種のため、最大85万円の補助を受けることも可能です。

なお、試乗は前出のスーパーオートバックス東京ベイ東雲でのみ行っています。

 

試乗や購入はできませんが、大阪と東京にはショールームがあり、実物のトミーカイラZZに会いにいくことが可能です。

大阪は、グランフロント大阪ナレッジキャピタル内にある、ACTIVE Lab. の中に、

東京は、都営大江戸線 赤羽橋駅 赤羽橋口から徒歩3分、東京タワーや増上寺のすぐ近くにあります。

興味を持った方は、仕事終わりや休日に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

【大阪ショールーム】

大阪

出典:www.google.com

大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪北館2F・3F アクティブラボ内

営業時間:10時~21時

定休日:なし

【東京ショールーム】

東京

出典:www.google.com

東京都港区芝公園四丁目 6-8 bijin-BLDG.1 階

営業時間:10時~18時

まとめ

メディアでも話題の新生自動車メーカーGLM。

自動車業界の常識を打ち破る発想と戦略で、自動車の世界に新たな風邪を吹き込もうとしています。

GLM以外にも、ここ近年で次々と新しいベンチャー自動車メーカーが出現しつつあります。

もし、クルマの新規購入や買い替えをご検討の際は、ぜひベンチャーメーカーにも目を向けてみてください。

株式会社アントレプレナーファクトリー

Yota Kashiwabara

起業tvのコンテンツ編集を担当。幼い頃から漠然と「0から1を生み出すこと」や「新しいものを創ること」に興味があり、学生時代は多種多様な事業をしていた。趣味は、温泉めぐり(源泉掛け流しに限る)、秘境駅探訪。ドラゴンボート競技で日本代表になったことがあるスポーツマンでもある。

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