今回のインタビューは、株式会社ハウスドゥ、安藤正弘氏に、「他社との差別化ポイント」や「今後の成長戦略」についてお話を伺いました。

不動産業界のSPA~お客様視点に立った販売方法

我々は不動産の仲介から事業をスタートし、仲介をベースに商品を作って売っています。
不動産業はどこも同じに見えますが、不動産業者は自分のものをつくって売るのですが、
我々は他の不動産業者の情報も扱って、一部に自社商品を混ぜて売っています。
 
自社の物件を優先的に売るのではなく、お客様の視点に立ち、自社物件も他の物件も平等に紹介するという売り方です。
小売業でいうSPAであり、セブンイレブンが有名ですね。
店頭にはセブンイレブンの商品もあれば、サントリーの商品もあり、お客様に気に入った商品を選んでいただくというスタンスです。
不動産業のSPA、お客様の視点に立った販売方法というのが、我々の特徴であり、他との差別化ポイントです。

不動産業界を変えようと思ったきっかけ

勤めていた会社がバブル崩壊でつぶれて、やむなく商売をスタートしました。
不動産業界もバブル崩壊で多くの会社が倒産していたのですが、それでも消費者の方は買いに来てくださります。
 
一方、不動産業の人たちを見てみると、勤労意欲も低く、サービスも悪く「なぜお客様がたくさんいるのに、なぜ一生懸命取り組まないのだろう」と感じました。
何千万もする不動産を売る我々が、真剣味がないという現状ではいけない「業界を変えないといけない」と思ったのです。

日本の不動産業を安心できる業界へ

まずは国内1000店舗、地域密着型で安心できる不動産ショップをお客様の近くに作りました。
近くにあれば、わざわざ遠くに行かなくて済むので、安心・便利な不動産ショップを実現し、いろいろな商品を作って、お客様の役に立ちますので。
そして今後は、日本で培った安心できる不動産サービスメーカーとして、アジアの国々にも作っていきたいと思います。
 
我々は不動産業もやりますが、いろいろなサポート業務もやりたいと思っています。
不動産支援業として、安定した収入確保を増やし、安定した成長をしていくことが責任だと考えています。
 
どんどん新しいサービスや商品を作り、「日本の不動産業は安心できる業界だ」と言われるようにしていきたいですね。

(聞き手:アントレプレナーファクトリー・永曽 光)

株式会社ハウスドゥとは

ハウスドゥ!「業界を変える」という安藤氏の想いから設立された会社です。
設立から25年、国内438店舗まで広がり(2017年4月末日時点)、
今後は2025年までに国内1000店舗を目指しています。
不動産業・不動産支援業を中心としたサービスであり、
①フランチャイズ事業(FC加盟店への各種サービス提供)
②不動産流通事業(不動産及び中古住宅の仲介等)
③住宅・リフォーム事業(新築住宅の企画・設計・施工、リフォーム全般)
④不動産売買事業(中古住宅及び不動産の買取・再生販売、新築分譲住宅企画、投資用不動産の買取・販売)
⑤ハウス・リースバック事業(ハウス・リースバックの企画・マネジメント等)
⑥不動産金融事業(不動産担保融資・不動産コンサルティング等)
を展開しています。
 

ハウスドゥ!に興味を持たれた方はこちら⇒ハウスドゥ!グループ 採用ページ

 

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