2015年6月8日、Webサイトコンサルティング事業を行っている株式会社WACULは、株式会社ジャフコが運営する投資事業有限責任組合から、総額3 億円の資金調達を実施した。調達した資金によって産学連携等による人工知能の研究開発を実施し、Webサイト分析サービスである「AIアナリスト」事業を強化する見込み。
ライターの視点
出典:https://wacul-ai.com/#difficult
株式会社WACULの提供する「AIアナリスト」は、Webサイトの大量データを自動分析し、改善提案まで行う人工知能である。
Webサイトの中で成果への影響が大きい課題を自動で抽出し、180種類のサイトのタイプ別に、過去実際に成果が出た事例に基づいて改善策まで自動で提示する。
これにより、クライアントは成果を出すための最適な改善箇所を把握することができる。
また、このサービスの利用料は「月3万円」「利用月のみ」という特徴を持つ。
出典:http://wacul.co.jp
今回の資金調達の決め手は、この「AIアナリスト」による、Webを分析提示するだけに留まらず改善までを行う一貫的なサポートだと考える。
実際、顧客目線で見たときに、一貫したサービスの方が使いやすい。
この改善のためのWeb改善コンサルティンにおける費用は100万円からである。
しかし、「AIアナリスト」で獲得した顧客に対し上手く改善を提案することが可能なため、高額なシステムの中に上手く顧客を誘い込む仕組みができている。
Webサイトの見た目により、その会社やサービスの印象も変わってくるため、Web作成が可能な専門職はさらに必要とされていくだろう。
こうした中で今後もWACULの成長は続いていくと考えられ、今後の展開にも期待が高まる。
会社概要
株式会社WACULは、『Webコミュニケーション改善を、もっと手軽に』という理念の下、Webサイトコンサルティング事業を行っている。具体的に提供しているサービスは、Webサイトのデータを分析し、改善提案まで行う、人工知能「AIアナリスト」、自動的にサイトの課題を発見し改善提案まで行うASPサービス「Sure!」などである。
設立は2010年9月、本社は東京都文京区にあり、代表取締役は大津裕史氏である。
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