ここ数年、ニュースメディアやアプリの競争が激しくなってきています。
その中でも、着実に利用者を増やしているもののひとつに、「スマートニュース」があります。
今回は、そんなスマートニュース株式会社のエンジニアであり共同代表の鈴木健氏について紹介します。

ひとつの世界の中で情報をつなげるために

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出典:https://twitter.com/kensuzuki
 
ニュースにしても同じで、いま多くの人たちは自分が住むマンションの近所にあったコンビニがなくなったという身近なニュースと、地球の裏側で起きた犯罪を全く別の情報として認識してしまっていて、それはひとえにメディアの影響によるものなんです。
これらの情報をひとつの世界の中でなめらかにつなげるにはどうすればいいかということを考えていくと、その人の興味や体験を元にした最適な情報が得られるアーキテクチャをつくるということに行き着くんです
 
彼は、世界規模の大きなニュースと身近にある出来事のような小さなニュースは並ぶことがない、という状況を変えたかったと語ります。
「なぜなのか」と考えるだけでなく、自分で問題を解決しようと行動を取ることが大切なようです。

起業してからの苦労とは

「Crowsnest」というのは、基本的にはパーソナライズされたニュースを届けるものだったんですが、現時点では、パーソナライズされたニュースを読みたいという人は全体の約1%程度で、顕在的なニーズが圧倒的に少なかったんです。
アメリカなどでもパーソナライズされたニュースリーダーはこれまでたくさんあったんですが、すべてが失敗しているんです。
そこで、「SmartNews」はジェネラルニュースをベースにしたシステムにして、それがヒットしたんです
 
実はこの「SmartNews」ができる前には「Crowsnest」というニュースアプリを提供しており、なかなかうまくいっていなかったのです。
大きな失敗に終わる前に、世界での類似サービスの例を研究するなどして方向性を変えてつくられたのがこの「SmartNews」 だったそうです。
独りよがりにならず、周りの状況からヒントを得ることは、成功への近道になるのです。

込められた想い

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出典:http://democracylive.com/wp-content/uploads/2013/11/news.jpg
 
ニュースキャスターは、日本人というカテゴリに基いた情報を届けているわけですが、日本に住んでいる人が全員日本国籍なわけではないですし、たとえ日本人の乗客がいなかったとしても、そのニュースが自分と関連している人もいるはずです。
実際に人が亡くなっているのに、それを嬉しそうに伝えるという状況は何かが間違っていると思うし、そういう差別や偏見を生む根源になっている情報配信のアーキテクチャをつくりあげたいという思いがあるんです
 
日常に溢れる疑問を解決するために自らが動くことの重要性を考えさせられます。

まとめ

鈴木健氏は、ひとつの世界の中で情報をつなげるために、ニュース報道のあり方を変えていくために立ち上がりました。
自分が生きていく中で感じている些細な疑問を起点として、実際に行動に移してやってみることの大切さがわかります。
あなたにもしもそのような疑問があるのなら、行動に移してみてください。
世界を変えられるかもしれません。
 
スマートニュースについて詳しく知りたい方はこちら
 
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