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ルーティンしてますか?
突然ですが、あなたはルーティンしてますか?
筆者はしています。夜寝る前に腹筋背筋300回。毎日やると腹筋割れてくるので、おすすめです。
この記事をごらんのあなたも、もしかすると最近聞いた言葉かもしれません。このポーズを通して。
出典:www.huffingtonpost.jp
そう、ラグビー日本代表の五郎丸選手です。昨年非常に話題になりました。
彼がキック前に必ずやるこのポーズ、つまり、何かをするときに決まってやること。これがルーティンです。
スポーツの世界で有名なルーティンですが、これを仕事の場面で活かせたら、もっといい仕事ができるかもしれません。
そこで、今回はルーティンの仕事での活かし方を考えてみましょう。
ルーチンをする意味
そもそも、五郎丸選手をはじめ、スポーツ選手はなぜルーティンをするのでしょうか。
・安心してプレーするため
・同じ行動をすることで、プレーの精度を上げている
どうやら、このような理由が多いようです。
自分がプレーをしていく中で編み出した、成功の定跡のようなものが、ルーティンなのです。
出典:www.theemotionmachine.com
これを仕事で考えた場合、「ルーチンワーク」という言葉があります。
ある仕事のやり方がマニュアルで統一されていて、誰でもミスなく手早くできるようになっていることを「ルーチンワーク」と呼びます。
わかりやすいところだと、チェーンのレストランの調理作業がルーチンワークにあてはまるでしょう。
新人バイトでも勤続20年のパートでも、マニュアルどおり作れば出てくる料理の味に大差は生じません。
あなたの会社でも、ルーチンワーク があるかもしれません。
毎日同じ仕事をひたすら繰り返して、ひたすら同じものをつくり続けるということは、最初は手順を覚えるのに必死でも、一度覚えてしまえばつまらない作業になってしまいがちです。
「クリエイティブさがない!」といって、ネガティブにとらえられることも少なくありません。
しかし、なぜそんなつまらない作業を、わざわざ繰り返すのでしょうか?その理由を3つ、ご紹介します。
ルーチンワークをする3理由
はやく一人前になれる
出典:www.pastoralized.com
人間だれしも、はじめは何だってできないもの。たくさん練習して、やっとの思いでできるようになります。
しかし、時間は無情にもすぐに過ぎてしまいます。
そこで、できるだけ短い時間で一人前の仕事ができるようになるために、ルーチンワークが存在しています。
仕事ができるようになって初めて、その価値を感じることができるのです。
例えば、学生時代の部活を思い出してください。
学校の部活は、1日数時間、それをたった3年間という限られた期間で、一人前の選手を育てなければいけませんでした。
しかも、新入部員の練習といえば、走り込みや筋トレ、礼儀作法など、どれもつまらなくて辛いものばかり。
しかし、試合で勝てたときに初めて、それらの練習の価値を感じることができるものです。
大事なところでミスをしたり、ケガをしないようになる
出典:newsdaytonabeach.com
ミスは、仕事にとっての命取り。ケガをしたら、そもそも仕事をすることですら難しくなります。
しかし、ルーチンワークを正確に繰り返すことができれば、その可能性は極限まで低くなります。
部活でも同じことが言えます。
たとえば野球部なら、先輩から1,000本ノックを強いられた経験がある方もいるかもしれません。つまらなくてつらい練習の代名詞的存在です。
しかし、何度も何度もボールを捕ることで、試合での捕球ミスを減らすことができます。
その時はつらくて仕方ない練習が、さらにつらい事態を防いでくれるのです。
早く仕事を終わらせることができる
出典:computercleaner.org
同じ作業を何度も繰り返していれば、自然とスピードが上がるものです。
ルーチンワークにおいて、スピードは絶対的な価値を持っています。
これまで2時間でやっていた仕事を1時間で終わらせることができれば、余った1時間はほかの仕事に使えたり、早く家に帰ることもできます。
これも部活で考えることができます。
同じ距離の走り込みを何度も練習して早く走れるようになれば、その分ほかの練習をしたり、休憩を多めにとることができます。
このように、つまらないと思っていても、ルーチンワークには実は大切な意味があるのです。
ルーチンワークまとめ
仕事において、同じことの繰り返しはとても退屈で、つらいことです。
しかし、自分のパフォーマンスの基礎をつくるために、欠かせないものなのかもしれません。
スポーツ選手が行うルーティンは、実に多くのスポーツで取り入れられています。
これらのルーティンを参考にして、あなたも自分のルーティンを作ってみませんか?