11月28日、オウンドメディアプラットフォームの株式会社リボルバーは、株式会社ベクトル、スターティア株式会社、株式会社ギブリーの3社から約9,200万円を調達した。調達した資金は人材採用と法人向けソリューション開発に充てられる見込み。

 

ライターの視点

複数の事業会社だけの出資というニュースは、久しぶりに扱いました。
Revolverは、誰でも簡単にオンラインコミュニティを作成したり、既存のコミュニティに参加できる、ソーシャルネットワークプラットフォームを提供しています。
参加者はデジタルコンテンツ(テキストや写真、動画など)をアップし、友達とシェアしたり、新しい友達や興味を発見することが可能です。
SNSの管理者は、登録ユーザー数やアクティブ率、男女比、年齢層などの情報がチェックできます。Google Analyticsのようなアクセス解析ですので、マーケティングに必要な情報が手に入ります。
Revolverには、コミュニティを利用するユーザーに課金できる「プレミアムチャネル」機能があります。有料ファンクラブの運営や、有料メルマガの代用として利用可能です。その会社や個人のファンを定着化させる有効な手段と言えるでしょう。
今回事業会社3社が出資したのは、個々の事業との相乗効果でしょう(ありきたりではありますが)。
例えば、出資したスターティアは、今回の資本提携前にコンビニエンスストアでキャラクターコンテンツがプリントできる「コンビニプリント」をリリースしています。今後もコンテンツを増やす予定であり、そのコンテンツの選択や市場調査のためにRevolverの持つ情報が欲しいのではないかと推測されます。
大企業の事業に、ベンチャー企業の技術やノウハウが生かされるニュースが多いですね。今後も資金調達ニュースの動向に注目しましょう。

会社概要

Revolverは著名人やハイブランドなどのコンテンツホルダーと、ファンの間の”交流と商流”を生むソーシャルネットワークを提供するオウンドメディアプラットフォームである。
事業はSNSプラットフォーム「Revolver (リボルバー)」と、スマホ一つでホームページ作成から更新が可能なスマホサイト構築サービス「Dino」の開発・運営を行っている。設立は2012年、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役は小川浩氏である。

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2017年6月より1年間をかけて企画・撮影した105本。今後も、毎月2-3本新しいコンテンツをリリースし、学びを深めていくことをサポートします。
コンテンツを学習することで、「試行錯誤で時間を浪費する」「チーム内で噛み合わないコミュニケーションを続ける」などの無駄を省き、チームが本来の目的や使命に向かってより効果的に進むことができます。

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