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プチ起業をご存知ですか!?
プチ起業が女性の働き方を変えていくかもしれません。
プチ起業を簡単に説明すると、産休や育休の取得でキャリアを一旦離れた女性が、会社に復帰するのではなく、いっそのこと起業してしまおうとする比較的新しいビジネススタイルです。
数年のブランクがあると、それを埋めて会社に復帰するのに不安があるかもしれません。しかし、自分が社長となるとそういったことは関係ありません。
この記事では、プチ起業の可能性を探り、また、プチ起業にはどのような種類があるのかを解説します。さらに、実際にプチ起業をする上での行政などの助成金に関してもご紹介します。
子どもを設けた場合の夫婦の新しい働き方の選択肢が増えることでしょう。
プチ起業が持つ可能性
出典: manetatsu.com
子どもを授かると、どうしても両親共働きが厳しくなります。
特に、保育園が足りないとなると、夫婦のどちらかが(事実上女性が)仕事の負担を減らさなければなりません。
その場合、①時短勤務、②残業がない仕事、③在宅の仕事のうちのどれかを選択しなければなりません。
しかし、①時短勤務や②残業がない仕事になると、夜遅くまで働く人たちに、必要以上に申し訳ない気持ちを感じてしまうかもしれません。
具体的には、「お疲れ様です。」ではなく、「すいませんが先に上がらせていただきます。」というような「すいません」という申し訳なさです。
出典: dual.nikkei.co.jp
これは、日本の企業が夜遅くまで働くことを美徳とする風潮があることも関係しているでしょう。
こういった問題を解決する可能性を持つビジネススタイルがプチ起業です。
プチ起業という選択は、在宅での仕事を可能にするばかりでなく、自由に自分の仕事を生み出すこともできます。必要以上の心理的負担を軽減するプチ起業は、女性のキャリア追求への新しい可能性を秘めています。
プチ起業によるビジネスの種類
ではプチ起業には一体どのような種類があるのでしょうか。実際に幾つか見ていきましょう。
⑴ショップ系
出典: locari.jp
自宅を利用して、ショップを運営します。例えば、パン屋やリサイクルショップ、あるいはネイルサロンなどが当てはまります。
リフォーム等が必要になることが多いですが、自宅の一部を解放して行えば、それだけでセンスの良い家に住んでいると、他の方に羨ましがられるかもしれません。
地域での交流と自身の趣味の追求が同時に行えます。
⑵サロン系
出典: www.saitama-j.or.jp
自身で身につけたちょっとした資格を活かせるのがサロン系のビジネスです。具体的には、英語教室、音楽教室、料理教室、フラワーアレンジなどが挙げられます。
皆さんが身につけたちょっとしたスキルを受講料という形で徴収することもできます。また、地域に根ざすことが多いため、ママ友同士の社交場にもなりえます。
地域での交流と自身の趣味の追求が同時に行えます。
⑶Webデザイナー
出典: www.saitama-j.or.jp
育児をしていると、どうしても自宅を離れられないことがあります。そういった場合でも、Webデザイナーであれば、自宅で仕事をすることができます。
デザイナーになるためにはプログラミングのスキルだったり、写真のスキルが必要にはなってきますが、一度身につければどこにいてもパソコン一つで仕事をすることができます。特に、周りでプチ起業を始めようとする方が増えれば、そういった方へのWebページ作成という形で仕事が増えます。
このように、プチ起業は趣味の延長で簡単に行えます。大きな利益には繋がりにくいですが、地域の方とのコミュニケーションや子育ての両立との相性はとても良いです。
プチ起業を志す人への助成金
出典:blog.bstylegroup.co.jp
女性が起業するときにもらえる主な助成金としては、女性、若者/シニア起業家支援資金や新創業融資制度などがあります。
女性、若者/シニア起業家支援資金に関しては、女性または30歳未満か55歳以上の方であって、 新たに事業を始める方や事業開始後おおむね7年以内の方対象の助成金です。
また、新創業融資制度に関しては、新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を2期終えていない方を対象としており、他にも幾つかの条件があります。
これらはあくまで一例であり、他にも地方自治体によって異なってきます。また、助成金に関するインターネットの情報は古いことが多いので、ぜひ一度地方自治体などに行って確認してみることをお勧めします。
プチ起業は子育てとの両立を可能にします!
プチ起業は、本格的な起業と異なり、自身の趣味の延長で行うこともできます。
一度仕事を離れた人も、あるいは今仕事から離れ子育てに従事している人にも、プチ起業という選択は新しいキャリアの可能性を秘めています。
ただし、経営に重きを置き過ぎては、私生活とのバランスも危うくなる可能性もありますので、そういった点は気をつけてください。
プチ起業を難しく考えることはありません。あくまで一つの可能性として、プチ起業を選択してみてはいかがでしょうか。