ポール・アレンをご存知ですか?

みなさんは、ポール・アレンという名を耳にしたことはありますか?
Microsoftの共同設立者と言った方が、私たちには馴染みがあるかもしれません。
ポール・アレンは、1975年にビル・ゲイツと共にMicrosoft社を設立し、2000年に退任するまで、ゲイツと共にMicrosoft社の舵を取ってきました。現在は、資産運用や投資をするバルカン社を運営しています。
そんな実業家でもあり大資産家でもあるポール・アレンが、旧日本海軍の戦艦「武蔵」を発見したと大きな話題になっています。

ポール・アレンとは?

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出典:www.bornrich.com
ポール・アレンは1953年、アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに生まれます。
ビル・ゲイツと出会ったレイクサイド中学・高校を卒業後、ワシントン州立大学に進学しますが中退し、ボストンのハネウェル社にプログラマーとして勤務します。
1974年、若干21歳の時にビル・ゲイツと共にインテルの8080チップを搭載したAltairというマイクロコンピューター用のBASICを開発します。
ビル・ゲイツが在籍していたハーバード大学で、8週間不眠不休で開発したこのBASICは、当時大変画期的なもので、マイコンピューターマニアの間にまたたくまに広まりました。これを機に1975年、ビル・ゲイツを説得しMicrosoft社を設立します。
 
長年共同創業者であるビル・ゲイツと共にMicrosoftの舵を取ってきましたが、1983年持病のホジキン病(がんの一種)が悪化し、治療に専念すべくMicrosoft社を退社します。
1990年に再度復帰しますが、2000年に取締役も退任。現在はバルカン社を創立し、資産運用や投資をメインに活動しています。
 
またポール・アレンは大資産家としても知られており、6つの財団を傘下に入れたポール・G・アレン財団の運営も行っています。さらに、その幅広い関心から、アレン脳科学研究所やSETI@home、SF博物館の運営といった様々な事業に精力的に出資や寄付を行っています。

ポール・アレンとビル・ゲイツ

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出典:jevrie-brothers.blogspot.jp
ポール・アレンとビル・ゲイツの出会いは、シアトルの名門私立校レイクサイドに入学した時に始まります。
「几帳面」なタイプのポール・アレンと、「エッジウォーカー(Edge Walker=刃物の上を歩きたがる人)」タイプのビル・ゲイツはまさしく正反対でした。
そんなふたりは1968年に同校が導入した DEC 社の PDP-10を使ったことから、コンピューターの魅力にどんどん取り憑かれていくのです。
そして、その対照的なバランスによってMicrosoftを成功へと導きましたが、後に仲違いしてしまいます。

8年間にわったって行われた戦艦「武蔵」の探索とは?

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出典:www.huffingtonpost.jp
2015年3月3日、自身のTwitterアカウントで「フィリピンレイテ島のシブヤン海で、太平洋戦争時に沈没した旧日本海軍の戦艦「武蔵」を発見した」とツイートし、翌日には自身のホームページに「旧日本海軍の『武蔵』」というタイトルの動画を公開しました。
ポール・アレンは父親が太平洋戦争に陸軍として従軍していたことから、同戦争において沈没した戦艦に興味を持っており、その豊富な資金を頼りに8年前から「武蔵」の捜索を続けていました。
1980年代後半、ワシントン大学に1800万米ドルを寄付し、ポール・アレンの父の名を冠した図書館が建設しました。
2003年にも500万米ドルを寄付し、ポール・アレンの母の名を冠したビジュアルアーツセンターを設立したということからも分かるように、戦艦「武蔵」探索の裏には、自身の家族への深い愛があるのかもしれません。

ポール・アレンまとめ

いかがでしたか?
ポール・アレンは戦艦「武蔵」の探索以外にも、地球外生命体の探索事業など様々な事業に多くの資金を投じています。
ポール・アレンのような、慈善事業にも積極的な実業家の投資活動にはこれからも要注目です。

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